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Interstage Application Server/Interstage Web Server 使用上の注意
Interstage

Enterprise EditionStandard-J Edition2.9 イベントサービスの注意事項


Interstage再初期化時の注意事項

esmkchnlコマンドによりイベントチャネルを生成した後、Interstageの初期化を行う場合は、初期化を行う前に、esrmchnlコマンドによりイベントチャネルを削除してください。また、イベントチャネルを削除せずにInterstageの初期化を行う場合は、初期化後に、初期化前に作成していたイベントチャネルを削除してください。


Enterprise Editionイベントサービスのアプリケーションの注意事項

アプリケーションの作成に関する注意事項
  • イベントサービスのアプリケーションは、CORBAサービスのアプリケーションとして作成してください。CORBAサービスのアプリケーションについては、「アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)」の以下の章を参照してください。

    • C言語の場合:「アプリケーションの開発(C言語)」

    • C++言語の場合:「アプリケーションの開発(C++言語)」

    • Java言語の場合:「アプリケーションの開発(Java言語)」

    • COBOLの場合:「アプリケーションの開発(COBOL)」

    また、「2.2 CORBAサービスの注意事項」を参照し、必要に応じて対応を行ってください。

  • イベントサービスのアプリケーションにおいて、pullメソッドおよびpull_waitメソッドを発行してイベントデータの待ち合わせ中の状態である場合に、disconnectメソッドを発行しないでください。その場合、pull_cancellメソッドを発行し、いったんイベントデータの待ち合わせを解除した後に、disconnectメソッドを発行してください。


アプリケーションの運用に関する注意事項
  • イベントサービスのアプリケーションにおいて、例外およびマイナーコードが通知された場合は、必ず「メッセージ集」の「CORBAサービスのマイナーコード」および「イベントサービスの例外情報/マイナーコード」を参照し、対処方法を確認してください。

    なお、pullまたはpull_waitメソッドを発行し、例外「COMM_FAILURE」およびマイナーコード「0x464a01c1または0x464a09c1」が通知された場合は、再度pullまたはpull_waitメソッドを発行できますが、他の例外およびマイナーコードが通知された場合は、再度pullまたはpull_waitメソッドを発行しないでください。

  • イベントサービスのアプリケーションをスレッドモードで動作させる場合は、スレッド間でProxyオブジェクト(イベントチャネルと通信するためのインタフェースのオブジェクトリファレンス)を共有しないでください。個々のスレッドが一意のProxyオブジェクトを保持するようにしてください。

  • 動的生成イベントチャネル使用時に、コネクション情報を自動回収する処理を有効(以下の注意参照)とし、かつコネクション情報の自動回収時にトランザクション未完了のローカルトランザクションが存在した場合、ローカルトランザクションをロールバックします。

    注意

    以下のいずれかの設定により、アプリケーションの異常終了時など、サプライヤ・コンシューマが動的生成イベントチャネルに対してdisconnectメソッドを発行しないで終了した場合、イベントチャネルに残ったコネクション情報を自動回収する機能が有効となります。

    • essetupコマンドに-autodisconオプションを指定してイベントサービスのセットアップした場合

    • Interstage動作環境定義ファイルの「Event Auto Disconnect」に「yes」(Event Auto Disconnect=yes)を指定して、Interstage統合コマンド(isinit)でInterstageを初期化した場合

    • Interstage管理コンソールにおいて、[動的生成イベントチャネルのコネクション自動回収機能]に「使用する」を指定してInterstageの環境設定を行った場合


SSL通信の注意事項

イベントサービスでSSL通信を行う場合は、事前にCORBAサービスのSSL環境を設定する必要があります。


ユニット(保存先)作成時の注意事項

不揮発チャネル運用時のユニット(保存先)を作成する際、各制御ファイルの格納ディレクトリには、ファイルシステムがNTFSであるドライブを指定する必要があります。

不揮発チャネル運用時のユニット(保存先)を作成する際に、トランザクション用ファイルを格納するディレクトリとしてローデバイスを指定する場合は、パーティションのサイズが2ギガバイト以内のローデバイスをあらかじめ作成しておく必要があります。


ユニット作成時にユニット定義ファイルで指定したディレクトリ(trandir、sysdir、userdir)配下の資源は、更新しないでください。
更新した場合、以下の現象が発生する可能性があります。

上記の現象が発生した場合は、イベントチャネルを再作成してください。


ユニットの作成については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「esmkunit」を参照してください。


不揮発チャネルのアプリケーションの注意事項

システムダウンなどによりコネクションが強制切断された場合、不揮発チャネルのアプリケーションを再起動する必要があります。不揮発チャネルのアプリケーションを再起動せずに処理を継続した場合は、システム例外COMM_FAILURE、マイナーコード0x464a0109(不当なデータを受信しました。)が返ることがあります。


複数IP運用時の注意事項

イベントサービスで複数IPアドレスに対応する運用を行う際に、以下のどちらかでホスト名が設定されている場合は、複数IPアドレスを使用できないため、指定しないでください。指定した場合、イベントチャネルの起動に失敗します。

また、ポート番号には、CORBAサービスのポート番号として指定されている以下のどちらかを指定してください。

なお、イベントサービスのホスト名、ポート番号の指定方法については、以下のマニュアルを参照してください。

COBOLアプリケーションに関連する注意事項

ノーティフィケーションサービスでは、Mixedモデルのコンシューマのオブジェクトは登録できません。