メッセージ格納ファイルとしてローデバイスを使用する場合
ローデバイスファイルを使用する場合、ローデバイスの領域量は必ず2Gバイト以下にしてください。2Gを超える領域を指定すると、mqdsetupコマンドが復帰しなくなります。
メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合
MQDの動作中にRDBシステムの強制停止を実行しないでください。以下のコマンドおよびAPIを使用したアプリケーションを実行中にRDBシステムの強制停止を行うとデータベース内に不要な定義が残る場合があります。処理を継続するためには、不要な定義を削除する必要があります。定義の削除はrdbddlexコマンドを使用して行います。MQDで使用される定義の詳細については、「MessageQueueDirector説明書」の「5.3.2 SQL記述ファイル」、「付録E SQL記述ファイルの内容」を参照してください。
種別 | 名前 | 機能概要 |
---|---|---|
コマンド | mqdsetup | 環境作成 |
mqdmcassetup | 同報配信のサービス環境作成 | |
mqdmcasunsetup | 同報配信のサービス環境削除 | |
mqdnsgwsetup | イベントチャネル連携のサービス環境作成 | |
mqdnsgwunsetup | イベントチャネル連携のサービス環境削除 | |
mqdscomsetup | SMTP連携のサービス環境作成 | |
mqdscomunsetup | SMTP連携のサービス環境削除 | |
mqdcrtq | メッセージキューの作成 | |
mqddltq | メッセージキューの削除 | |
API COBOL言語 | MQDCREATEQ | メッセージキューの作成 |
MQDDELETEQ | メッセージキューの削除 | |
API C言語 | mqd_createq | メッセージキューの作成 |
mqd_deleteq | メッセージキューの削除 |
メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合の環境削除用のファイルを提供しています。不要な定義を含むMQDシステム環境をすべて削除する場合などに御利用ください。
[MQDインストールフォルダ]\sample\mqdcleandb.bat
/opt/FJSVmqd/sample/mqdcleandb
リモートデスクトップ上でMQDのコマンドを利用することはできません。コンソールからコマンドを実行してください。
Symfowareの利用者制御機能によるSQLの利用者制御において、SELECT権/UPDATE権/DELETE権/INSERT権が必要です。これらの権限を削除するような設定を行わないでください。
[MQDConfiguration]セクションのMessageBufferMaxSize に指定する値について
省略値は80Mbyte ですが、送信可能な最大メッセージ(64Mbyte)を送信する場合、少なくとも160Mbyte に設定してください。設定値が小さな場合、メモリ不足が発生することがあります。
定義に指定する値に誤りがあった場合の動作について
MQDでは、定義の指定値に誤りがあった場合、省略値を採用して動作する場合や、無視して動作する場合があります。SMTP連携サービスのサービス定義において以下の定義が該当します。
セクション名 | ステートメント名 | 挙動 |
---|---|---|
SMTP_MAIN | retry | 省略値を採用します |
connect | 省略値を採用します | |
MXHost | 無視します | |
QUEUE | encode | 省略値を採用します |
destination | セクション全体を無視します | |
address | セクション全体を無視します |
シグナル操作について
MQDを使用するアプリケーションや、MQDの拡張機能をシグナルを使用して停止することはできません。アプリケーションを強制的に停止する場合は、mqdtermaplコマンドを使用してください。また、MQDの拡張機能を強制的に停止する場合は、MQDシステムを強制的に停止してください。MQDを使用するアプリケーションや、MQDの拡張機能をシグナルを使用して停止した場合、MQDシステムが異常終了する可能性があります。
タスクマネージャ操作について
MQDを使用するアプリケーションや、MQDの拡張機能をタスクマネージャを使用して停止することはできません。アプリケーションを強制的に停止する場合は、mqdtermaplコマンドを使用してください。また、MQDの拡張機能を強制的に停止する場合は、MQDシステムを強制的に停止してください。MQDを使用するアプリケーションや、MQDの拡張機能をタスクマネージャを使用して停止した場合、MQDシステムが異常終了する可能性があります。
Windows版MessageQueueDirectorについて
Windows Server(R) x64 Editionsを前提基本ソフトウェアとしたInterstage Application ServerでのMessageQueueDirectorの提供機能は以下の通りです。詳細機能で未提供の機能もありますので、提供機能の詳細については「MessageQueueDirector説明書」を参照してください。
イベントチャネル連携サービス
以下の機能は提供されません。
プログラムインタフェース
メッセージキュー
MQDのシステム環境にデータベースを利用する
同報配信サービス
ACM連携サービス
SMTP連携サービス
Linux版MessageQueueDirectorについて
Linuxを前提基本ソフトウェアとしたInterstage Application ServerでのMessageQueueDirectorの提供機能は以下の通りです。詳細機能で未提供の機能もありますので、提供機能の詳細については「MessageQueueDirector説明書」を参照してください。
イベントチャネル連携サービス
以下の機能は提供されません。
プログラムインタフェース
メッセージキュー
MQDのシステム環境にデータベースを利用する
同報配信サービス
ACM連携サービス
SMTP連携サービス