ここでは、アンインストールする前に、準備と確認が必要な事項について説明します。
アンインストールする前の注意事項
システムイメージやクローニングマスタの確認
本製品で採取するシステムイメージやクローニングマスタを格納する、イメージファイル格納フォルダーを初期値から変更していない場合、採取したシステムイメージとクローニングマスタは削除されます。
必要な場合は、本製品をアンインストールする前に以下のフォルダーを他のフォルダーに退避(コピー)してください。
【Windows】
インストールフォルダー\ScwPro\depot
【Linux】
/var/opt/FJSVscw-deploysv/depot
イメージファイル格納フォルダーを初期値から変更している場合、採取したシステムイメージとクローニングマスタは削除されず、指定したイメージファイル格納フォルダーに残ります。
不要な場合は、本製品をアンインストールしたあとに手動で削除してください。
HBA address renameの確認
HBA address renameを利用している場合は、マネージャーにより、管理対象サーバのHBAにWWNが設定されています。
マネージャーをアンインストールする場合は、必ず以下の順番で行ってください。
サーバの削除 (*1)
マネージャーのアンインストール
*1: サーバの削除方法については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「6.4.2 管理対象サーバの削除」を参照してください。
注意
HBA address renameを利用している場合、サーバの削除を行わずにマネージャーをアンインストールすると、サーバのWWNが工場出荷状態にリセットされません。
必ず、サーバ削除後にマネージャーをアンインストールしてください。
WWNがリセットされないまま運用した場合、他のサーバへ同じWWNが設定されたときに、同一ボリュームアクセスによってデータが破損する危険性があります。
また、マネージャーをクラスタで運用している場合は、マネージャーのアンインストールの前に、クラスタ設定を解除してください。クラスタ設定の解除方法については、「付録B マネージャーのクラスタ運用設定・削除」を参照してください。
証明書の退避(コピー)
マネージャーをクラスタで運用している場合、アンインストールする前に証明書を退避(コピー)してください。
マネージャーの証明書は、以下のフォルダーに格納されています。
【Windows】
ドライブ名:\RCoordinator\certificate
【Linux】
共用ディスクのマウント先/RCoordinator/