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Interstage Information Storage トラブルシューティング集
Interstage

3.3.6 不整合検出コマンド(dcccheck)が異常終了する

不整合検出コマンドが異常終了するトラブル、および対処方法について説明します。


3.3.6.1 処理時間を超過し、資源管理の操作に失敗する

現象

不整合検出コマンド(dcccheck)を実行したところ、画面に以下のメッセージが表示され、異常終了する。

FSP_INTS-IS_IIS: ERROR: dcc09509-e: 復帰値  : 資源管理情報の操作エラーが発生しました。(エラーコード=[エラーコード])

備考. エラーコードは障害が発生したタイミングによって異なります。


確認方法

資源管理ログファイルに以下のログが出力されているか確認してください。

[日時] FSP_INTS-IS_IIS: ERROR: dcx00308-e: ([プロセスID]) 資源管理情報の操作に失敗しました。([モジュール名]_[内部コード] エラーコード=[エラーコード],詳細コード=40003,詳細メッセージ=JYP1004E データ送信中にサーバとの通信が切断されました.)

備考. エラーコードは障害が発生したタイミングによって異なります。

このログが出力されている場合、処理時間が設定した値を超過したために不整合検出コマンドが異常終了しています。


原因

dcccheckコマンドは、処理対象となる件数が多く、処理がコマンドの実行可能な時間以内に完了しなかった場合、異常終了します。


問題発生時の対処方法

以下のいずれかの対処を行ってください。

  • cat_nameオプションを指定して対象件数の絞り込みを行う

  • dccresコマンドにより削除済みレコードまたは無効レコードを削除する

  • コマンドの実行可能時間を延長する

コマンドの実行可能時間は資源管理の接続設定で、資源管理の操作待ち時間(TRAN_TIME_LIMIT)の値を大きくすることで延長できます。TRAN_TIME_LIMITは、資源管理接続設定ファイルのパラメタです。

コマンドの実行可能時間やファイルの編集方法については“導入ガイド”の“資源管理の操作待ち時間の編集”を参照してください。