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Interstage Information Storage コマンドリファレンス
Interstage

2.57 sfcnode

名前

sfcnode - DSS サーバ構成情報の追加、削除、変更


形式1

sfcnode -a host,... device

形式2

sfcnode -d [ -h host,... | -i hostid,... ] device

機能説明

sfcnode は DSS ファイルシステムの DSS サーバ情報の追加、削除、設定変更を行います。

DSS サーバ情報の追加および更新を行う場合には、-a オプションを指定します。指定されたホスト名がすでに存在する場合は、該当する DSS サーバ情報、およびデバイス情報の更新を行います。指定されたホスト名が存在しない場合は、DSS サーバ情報、およびデバイス情報の追加を行います。複数指定する場合にはカンマで区切って指定します。


DSS サーバ情報の削除を行う場合には、-d オプションを指定します。-h または -i オプションで、削除するホスト名または、ホストID の指定を行い、当該 DSS サーバ情報の削除を行います。-h, -i オプションがともに指定されなかった場合は、sfcnode が実行されたホストに対する DSS サーバ情報を削除します。複数指定する場合には、カンマで区切って指定します。ただし、-h, -i 両方を指定することはできません。


sfcnode により、DSS ファイルシステムの DSS サーバ情報の設定変更が行われると、管理パーティション内のファイルシステム構成情報が更新されます。かつ、各パーティション内の情報変更が行われます。


オプション

以下のオプションが指定できます。

-a host,...

DSS サーバ情報の追加対象となるホスト名を指定します。


-d

DSS サーバ情報の削除を行います。


-h host,...

DSS サーバ情報の削除対象となるホスト名を指定します。DSS ファイルシステムが、使用可能なホストから実行する必要があります。


-i hostid,...

DSS サーバ情報から削除するホストのホストID を 16進表記で指定します。DSS ファイルシステムが、使用可能なホストから実行する必要があります。指定するホストID はhostid(1)で得られるホストID とは異なることに注意してください。


device

DSS サーバ情報を更新する DSS ファイルシステムの、代表パーティションのブロック特殊ファイルのパス名を指定します。


使用例

本コマンド実施後、sfcgetconf コマンドで管理パーティション情報のバックアップを行ってください。sfcgetconf コマンドで生成されたバックアップファイルを参照し、ホスト名、ポート番号、デバイス情報が正しく変更されたことを確認してください。

新規に sfcsetup(8) で登録したノードを既存の DSS ファイルシステムの DSS サーバとする場合

sfcnode -a host2 /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 <Enter>

指定されたホスト名に対するノード/デバイス情報を追加または更新する場合

sfcnode -a host1,host2 /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 <Enter>

指定されたホスト名に対するノード/デバイス情報を削除する場合

sfcnode -d -h host2 /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 <Enter>

指定されたホストID に対するノード/デバイス情報を削除する場合

sfcnode -d -i 80000000 /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 <Enter>

自ホストに対するノード/デバイス情報を削除する場合

sfcnode -d /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370104 <Enter>

関連項目


sfcmkfs(8), sfcadm(8), sfcinfo(8), sfcsetup(8)

オンラインマニュアルページの hostid(1)


注意事項