名前
形式
sfcmkconf
機能説明
sfcmkconf は、sfcmkfs(8)で作成した DSS ファイルシステムの構成情報ファイルを生成します。
ファイルシステムの構成情報ファイルは、本コマンド実行ディレクトリ配下に、sfcmkconf_out/client.conf.fsid として、ファイルシステム ID fsid ごとに生成します。
sfcmkconf(8)によって生成された構成情報ファイルをDSS クライアントに配付する際は、ファイルシステム ID fsid を論理ファイルシステム名 fsname に変更してください。
すでに出力先ファイルやディレクトリが存在する場合は、sfcmkconf_out 配下の既存ファイルは削除され、再作成されます。
本コマンドを実行した場合、DSSファイルシステム構成情報(sfcinfo -aで出力する情報と同等の表示)を表示します。
使用例
sfcmkconf <Enter>
関連ファイル
DSS サーバ
/etc/sfcfs/server.conf.fsid
DSS クライアントの接続許可設定ファイル
DSS クライアント
/etc/sfcfs/client.conf.fsname
論理ファイルシステム名 fsname の構成情報ファイル
関連項目
sfcmkfs(8), sfcadd(8), sfcadm(8), sfcnode(8)
注意事項
本コマンドは、スーパーユーザーだけ実行可能です。
各 DSS クライアントの /etc/fstab の第 1 列目には、fsname(論理ファイルシステム名)を指定し、DSS ファイルシステムのエントリを作成する必要があります。
運用開始後に以下の操作を実施した場合は、本コマンドを実行して最新の接続設定ファイルを生成し直し、全 DSS クライアントに配付後、マウントし直す必要があります。
sfcadd(8) によるデータパーティションの追加
sfcadm(8) による管理パーティション内のファイルシステム構成情報の変更、および指定されたファイルシステムの削除
sfcadm(8) による DSS サーバ数の変更
sfcadm(8) によるプライマリ DSS サーバ、セカンダリ DSS サーバの優先順位変更
sfcnode(8) による DSS サーバの追加
物理ディスクの交換
sfcmkconf では、DSS ファイルシステムの構成情報ファイルの生成状況を確認するために、処理中のパーティション情報を標準出力に出力しています。
パーティション情報の出力量は、ファイルシステムを構成するパーティション数およびファイルシステム数に応じて増えるため、パーティション情報の出力が不要な場合は標準出力を/dev/nullへ破棄してください。