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Interstage Information Storage コマンドリファレンス
Interstage

2.25 mount.sfcfs

名前

mount.sfcfs - DSS クライアントのマウント


形式1

mount -t sfcfs [-o options] fsname mount_point

形式2

mount [-t sfcfs] [-o options] { fsname mount_point

機能説明

mount.sfcfs は、DSS クライアントで DSS ファイルシステムのマウント処理を実施します。本コマンドは、mount に -t sfcfs オプションが指定された場合に、mountによって間接的に呼び出されます。-t sfcfs オプションが省略された場合、mount は /etc/fstab の記述を参照してマウント処理を実施します。

スーパーユーザーだけがマウント処理を行うことが可能です。


オプション

以下のオプションが指定できます。マウントオプションを複数個指定する場合は、カンマで区切ってください。


atime | noatime 【RHEL5】

ファイルの最終参照時刻を更新する (atime) または更新しない (noatime) ようにマウントします。

省略時は atime です。


atime | noatime | relatime | strictatime 【RHEL6】

ファイルの最終参照時刻の更新方法を設定します。

atime と relatime は、以前のファイルの最終参照時刻が、最終修正時刻または最終変更時刻より古いか同じ場合、ファイルの最終参照時刻を更新します。また、以前のファイルの最終参照時刻が1日以上古い場合も更新します。

noatime は、ファイルの最終参照時刻を更新しません。

strictatime は、ファイルアクセスのたびに、ファイルの最終参照時刻を更新します。

省略時は relatime です。


rw | ro

読み書き可能 (rw) または読み込み専用 (ro) でマウントします。

省略時は rw です。


suid | nosuid

バイナリファイルのsetuid を実行許可する (suid) または実行許可しない (nosuid) ようにマウントします。

省略時はsuidです。


fsname

任意の論理ファイルシステム名を指定します。


mount_point

マウントを行うディレクトリ名を指定します。


使用例

mount -t sfcfs dss1 /mnt <Enter>
mount /mnt <Enter>

終了ステータス


0 : DSS ファイルシステムのマウントが正常に終了しました。

1 : 呼び出し、またはパーミッションが間違っています。

2 : メモリ不足などによるシステムエラーが起こりました。

16 : /etc/mtab の更新に失敗しました。

32 : DSS ファイルシステムのマウントに失敗しました。


関連ファイル

/etc/mtab

マウント中のファイルシステムのテーブル

/etc/fstab

ファイルシステムの環境ファイル

/etc/sfcfs/client.conf.fsname

ファイルシステム名 fsname の構成情報ファイル


関連項目

sfcmount(8), sfcmntgl(8)

オンラインマニュアルページの mount(8), umount(8), fstab(5)


注意事項