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Interstage Information Storage コマンドリファレンス
Interstage

2.21 iiscat

名前

iiscat - 資源管理情報の表示


形式1(カテゴリ定義情報の一覧表示)

iiscat -m DEF [ -o 出力ファイル名 ] [ -iアイテムリスト ]

形式2(資源管理の管理レコードの表示)

iiscat -m FILE [ -o 出力ファイル名 ] 
          [ -c カテゴリ名 ] 
          [{ -d 更新日時 | -f 蓄積データファイル名 }] 
          [ -l 出力レベル | -iアイテムリスト ] 

機能説明

資源管理に登録されている管理レコードの情報を表示します。


形式1オプション

-m DEF

カテゴリ定義情報を一覧表示する場合に指定します。


-o 出力ファイル名

カテゴリ定義情報の一覧を出力するファイルを絶対パスで指定します。すでに同名のファイルが存在していると、コマンド実行時にエラーとなります。

省略した場合は、標準出力に出力します。

出力情報については、“表示項目の見出しと意味”を参照してください。


-i アイテムリスト

出力する項目名を指定します。複数の項目名を指定する場合は、カンマ区切りで指定します。

省略した場合は、カテゴリ名、およびデータ形式を出力します。

指定可能な項目名は、“表示項目の見出しと意味”を参照してください。


形式2のオプション

-m FILE

資源管理の管理レコードの情報を表示する場合に指定します。


-o 出力ファイル名

管理レコードの情報を出力するファイルを絶対パスで指定します。すでに同名のファイルが存在していると、コマンド実行時にエラーとなります。

省略した場合は、標準出力に出力します。

出力情報については、“表示項目の見出しと意味”を参照してください。


-c カテゴリ名

対象となるカテゴリ名を指定します。省略した場合は、登録されているすべてのカテゴリの情報を出力します。


-d 更新日時

対象となる更新日時を指定します。更新日時とは、蓄積データファイルを格納した日時、保存期限を変更した日時、または、参照可能終了日時を変更した日時です。

省略した場合は、登録されているすべての情報を出力します。

更新日時は以下の形式で指定します。

-d YYYY/MM/DD/hh:mm:ss : 指定日時以降を対象とします。

-d YYYY/MM/DD/hh:mm:ss -YYYY/MM/DD/hh:mm:ss : 指定された期間を対象とします。

時刻(/hh:mm:ss)は省略可能です。

時刻を省略した場合、開始日は、指定日の0時0分0.000秒以降を対象とします。終了日は、指定日の23時59分59.999秒までを対象とします。

-fオプションと同時に指定できません。


-f 蓄積データファイル名

対象とする蓄積データファイル名を絶対パスで指定します。

省略した場合でカテゴリ名が指定されているときは、そのカテゴリ内に登録されているすべての蓄積データファイルの情報を出力します。カテゴリ名が指定されていないときは、登録されているすべての蓄積データファイルの情報を出力します。

-dオプションと同時に指定できません。


-l 出力レベル

出力レベルを指定します。0、1、2が指定できます。

省略した場合は、0が指定されたものとみなします。

それぞれのレベルに対応する出力項目は、“表示項目の見出しと意味”を参照してください。


-i アイテムリスト

出力する項目名を指定します。複数の項目名を指定する場合は、カンマ区切りで指定します。

省略した場合は、出力レベルの指定に従います。

指定可能な項目名は、“表示項目の見出しと意味”を参照してください。


使用例

例1(形式1:カテゴリ定義情報の一覧表示)

iiscat -m DEF -o /tmp/check_list.csv

例2(形式2:アイテムリストと更新日を範囲指定した場合)

iiscat -m FILE -o /tmp/check_list.csv -c CATE02 -i FileName,DirectoryPath -d 2011/04/01-2011/04/30

例3(形式2:出力レベルを指定した場合)

iiscat -m FILE -o /tmp/check_list.csv -c CATE02 -l 2

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0:正常終了

2以上:異常終了


注意事項

表示項目の見出しと意味

表示項目とその内容と意味を以下に示します。

形式1の出力情報例

"Category","DataType"
"SAMPLE","CSV"
"CATE01","XML"
"CATE02","CSV"

形式1の表示項目とその内容

項目番号

項目名

説明

(1)

Category

カテゴリ名

(2)

DataType

データ形式

・CSV

・XML


形式2でアイテムリストを指定した場合の出力情報例

"FileName","DirectoryPath"
"CATE02_2011041520_00001.gz","/DATA/infile/"
"CATE02_2011041520_00002.gz","/DATA/infile/"
"CATE02_2011041520_00003.gz","/DATA/infile/"

形式2で出力レベルを指定した場合の出力情報例

"Category","DirectoryPath","FileName","CPMS1","CPME1","CPMS2","CPME2",…,"CPMS8","CPME8","Status","Record","ExclusiveNo","ExclusiveDate","RegistDate","KeepTimeLimit","DeleteDate","UpdateDate","BkDirectoryPath","BkFileName","AtDirectoryPath","AtFileName","AtBkDirectoryPath","AtBkFileName"
"CATE02","/DATA/infile/","CATE02_2011041520_00001.gz","0","999","AAAA","AZZZ",…,"","","2","0","5","2011/04/15/20:50:17.733","2011/04/15/20:50:17.733","2016/04/15/20:50:17.733","","2011/04/15/20:50:17.000","/BKUP/infile/","CATE02BK_2011041520_00001.gz","","","",""
"CATE02","/DATA/infile/","CATE02_2011041520_00002.gz","1000","1999","BAAA","BZZZ",…,"","","2","0","6","2011/04/15/20:50:28.011","2011/04/15/20:50:28.011","2016/04/15/20:50:28.011","","2011/04/15/20:50:28.000","/BKUP/infile/","CATE02BK_2011041520_00002.gz","","","",""
"CATE02","/DATA/infile/","CATE02_2011041520_00003.gz","0","0","    ","    ",…,"","","1","0","7","2011/04/15/20:51:18.570","2011/04/15/20:51:18.570","2016/04/15/20:51:18.570","","2011/04/15/20:51:18.577","","","","","",""

形式2の表示項目とその内容

項目番号

項目名

出力レベル

説明

0

1

2

(1)

Category

カテゴリ名

(2)

DirectoryPath

蓄積データファイルの格納先ディレクトリ

(3)

FileName

蓄積データファイルのファイル名

(4)

CPMS1~CPMS8

CPMキー値の最小値

(5)

CPME1~CPME8

CPMキー値の最大値

(6)

Status

蓄積データファイルの状態

1 : 作成中、2 : 作成済、3 : 削除済

(7)

Record

管理レコードの状態

0 : 有効レコード、1 : 無効レコード

(8)

ExclusiveNo

データ格納時に払い出された排他獲得番号

(9)

ExclusiveDate

排他獲得番号を獲得した日時

YYYY/MM/DD/hh:mm:ss.ddd

(10)

RegistDate

蓄積データファイルを格納した日時

YYYY/MM/DD/hh:mm:ss.ddd

(11)

KeepTimeLimit

蓄積データファイルの保存期限

YYYY/MM/DD/hh:mm:ss.ddd  (無制限の場合は空文字)

(12)

DeleteDate

蓄積データファイルを削除した日時

YYYY/MM/DD/hh:mm:ss.ddd  (未削除の場合は空文字)

(13)

UpdateDate

蓄積データファイルを更新した日時

YYYY/MM/DD/hh:mm:ss.ddd

(14)

BkDirectoryPath

バックアップ蓄積データファイルの格納先ディレクトリ(バックアップが無い場合は空文字)

(15)

BkFileName

バックアップ蓄積データファイルのファイル名(バックアップが無い場合は空文字)

(16)

AtDirectoryPath

蓄積添付ファイルの格納先ディレクトリ(添付ファイルが無い場合は空文字)

(17)

AtFileName

蓄積添付ファイルのファイル名(添付ファイルが無い場合は空文字)

(18)

AtBkDirectoryPath

バックアップ蓄積添付ファイルの格納先ディレクトリ(添付ファイルのバックアップが無い場合は空文字)

(19)

AtBkFileName

バックアップ蓄積添付ファイルのファイル名(添付ファイルのバックアップが無い場合は空文字)

○:出力されます

-:出力されません