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Interstage Information Storage 解説書
Interstage

1.1 Interstage Information Storageのコンセプト

企業の経営環境は激しく変化し、基幹・販売・生産管理システムなどからデータを収集、統合、活用するニーズが高まっています。これらのデータは大量で形式も多様なため、複雑なシステムが必要です。また、データの保管や管理にもコストが掛かります。

Interstage Information Storageはリレーショナルデータベースのような綿密な設計を必要とせず、さまざまな形式の大量データを柔軟にストレージに圧縮形式で蓄積することが可能です。

また、増加していくシステムのデータを、長期間に渡って低コストで保管することができるうえ、膨大なデータから必要なデータ項目だけを切り取って高速に抽出できます。

Interstage Information Storageの中にデータを集中保管しておけば、必要の都度、必要分のデータで、素早くデータマートを作成できたり、転送ファイルを作成できるので、ムダを抑えコストを削減できるうえ、柔軟なデータ活用が可能となり、ビジネス環境の変化に素早く対応できるようになります。

さらに、従来に比べ大幅に少ないディスク容量でデータの蓄積ができることで、ディスク容量や消費電力の削減を実現し、システムにおける環境負荷を低減します。

図1.1 Interstage Information Storageのコンセプト