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PowerReplication V4.0L11 PowerReplicationユーザーズガイド V4.0

J.2 旧レプリケーション製品との機能差

旧レプリケーション製品との機能差を、以下に示します。


表J.2 旧レプリケーション製品との機能差

Power
Replication
V4.0

Power
Replication
V3.0

Power
Replication
V2.0

レプリケーション
サービス
for Oracle

PowerRW+
レプリケーション
オプション

レプリケーション機能

運用形態

配布
集約
共用

配布
集約
共用

配布
集約
共用

配布
集約

配布
集約
共用

同期方式

一括方式
差分方式

一括方式
差分方式

一括方式
差分方式

一括方式
差分方式

一括方式
差分方式

競合解消

マスタ優先
レプリカ優先
反映元優先※1

マスタ優先
レプリカ優先
反映元優先※1

マスタ優先
レプリカ優先

不可

マスタ優先
レプリカ優先

スケジュール機能

レプリケーションマネージャ

※2※3※4※5※6

※2

構成定義の移出入機能

※6※7

×

コマンド※11

rpsync※6
rpctlsch※6
rpctldif※6※8
rpctlsvc
rpctltrc
rpsavdef※6
rprstdef※6
rpdspdif※6
rpctlsyn※6
rpclrdef※9

rpsync
rpctlsch
rpctldif
rpchgdlf
rpctlsvc
rpctltrc
rpsavdef
rprstdef
rpdspdif
rpctlsyn

rpsync
rpctlsch
rpctldif
rpchgdlf
rpctlsvc
rpctltrc
rpsavdef
rprstdef
rpdspdif

syncrepl
rpctlsch
rpctldif
rpchgdlf
rpctltrc
dbenv

rpsync
rpctlsch
rpctldif
rpchgdlf
rpctlsvc
rpctltrc
rpsavdef
rprstdef

詳細メッセージ情報ファイル

サイズ:1MB~128MB※7

サイズ:1MB~128MB

サイズ:1MB

なし

サイズ:1MB

オフライン同期

なし(DBMSの機能を使用して代行可能)

なし(DBMSの機能を使用して代行可能)

なし(DBMSの機能を使用して代行可能)

CSV形式のデータを反映可能

なし(DBMSの機能を使用して代行可能)

デジタル署名の確認

あり※10

なし

なし

なし

なし

※1)競合解消の反映元優先を使用する場合、PRIMERGY 6000/ASPの定期修正の適用が必要です。

Symfoware6000と連携する場合、PRIMERGY 6000/ASPのV22ではU06091の適用が必要です。PowerReplication V2.0と連携する場合、使用できません。


2レプリケーションマネージャの拡張定義と表示機能が異なります。

ASP V22以降と連携する場合、Symfoware6000のNUMERIC型、DECIMAL型およびCHARACTER型の項目に拡張定義(Oracle、SQL ServerおよびPowerRW+の日時型の項目と関連づけできる定義)、および、表示情報の取得日時情報の表示が追加されます。


3) レプリケーションマネージャの起動条件が異なります。

PowerReplicationのサービスが停止している状態では、起動できません。


4) レプリケーションマネージャの動作環境が追加されました。

レプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)をPCクライアントにインストールして使用できます。

表J.3 レプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)のVLと動作可能なクライントOS

レプリケーションマネージャのVL

同梱しているPowerReplicationのVL

動作可能なクライアントOS

V5.2L10

V4.0L11

Windows XP、Windows Vista、Windows 7

V5.1L10

V4.0L10

Windows XP、Windows Vista


※5) レプリケーションマネージャの「更新情報の初期化」の動作が異なります。

マスタグループ定義/レプリカグループ定義に対して更新新情報は初期化できせん。また、PowerRW+を使用する場合、更新情報取得を開始するとき、「更新情報の初期化」に“初期化しない”を指定しても、無条件に初期化されます。


6) バスワード長は最大32バイト入力できます。

認証を必要とする機能は、最大32バイトのパスワードを入力できます。旧レプリケーション製品は、最大14バイトです。


※7) Unicode形式のテキストファイルで出力されます。

構成定義の記述文ファイルおよび詳細メッセージ情報ファイルは、Unicode形式で出力されます。旧レプリケーション製品では、シフトJIS形式のテキストファイルで出力されます。
PowerReplication V4.0は、PowerReplication V2.0/V3.0で移出した構成定義の記述文ファイルを移入できます。


8) rpctldifの(更新情報取得の開始/停止コマンド)に以下のパラメタが追加されました。

-t:更新情報の開始状態を検査
-x:更新情報の有無を検査


9) rpclrdef(構成情報/更新情報の初期化コマンド)が追加されました。

10) デジタル署名の確認(権限昇格)が必要です。

Windows Server 2008やWindows Server 2008 R2を使用する場合、以下の機能を使用するときにデジタル署名の確認(権限昇格)が必要です。
- インストール/アンインストール
- レプリケーションサービスの動作環境設定


11)コマンド

rpsync:同期実行コマンド
syncrepl:同期実行コマンド
rpctlsch:スケジュールの開始/停止コマンド
rpctldif:更新情報取得の開始/停止コマンド
rpchgdlf:更新情報ファイルの再作成コマンド
rpctlsvc:レプリケーションサービスの開始/停止コマンド
rpctltrc:トレース採取情報の操作コマンド
rpsavdef:動作環境情報/構成情報の退避コマンド
rprstdef:動作環境情報/構成情報の復元コマンド
rpdspdif:更新情報取得の状態表示コマンド
rpctlsyn:同期処理の状態表示/中止コマンド
rpclrdef:構成情報/更新情報の初期化コマンド
dbenv:動作環境の変更コマンド



構成情報ファイルの格納形式が、旧レプリケーション製品と異なります。このため、旧レプリケーション製品からバージョンアップする場合、事前に構成定義を退避しておき、PowerReplication V4.0をインストール後、構成情報と更新情報を初期化してから構成定義を復元する必要があります。
PowerReplication V4.0へのバージョンアップの作業については、"3.6.3 旧製品からPowerReplication V4.0に変更する"を参照してください。


「PowerReplication V4.0」を使用する場合、レプリケーションマネージャは、V5.1L10よりも古いバージョンは使用できません。