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PowerReplication V4.0L11 PowerReplicationユーザーズガイド V4.0

付録H 同期実行状態の表示内容

ここでは、rpctlsynコマンドの表示結果の読み方を説明します。
以下に、rpctlsynコマンド(-rオプション指定)の表示内容の例を示します。



(1) DBMSの種別です。

(2) レプリケーショングループ名です。

(3) 同期実行中か否かです。

同期実行中でない場合は、以降の情報は表示されません。


(4) 同期実行の種別です。

(5) 同期実行の形態です。初期処理などで未定の場合は、"--"が表示されます。

(6) 同期実行プロセス(repsycsv.exe)のプロセスIDです。

(7) 同期実行の開始時刻です。

(8) 現在の時刻です。

(9) 現在実行している同期処理の内容です。

表示形式は "処理分類 - 処理詳細"であり、それぞれの表示内容と説明を以下に示します。


表H.1 処理分類

表示内容

説明

初期処理

同期実行の初期処理です。

終了処理

同期実行の終了処理です。

DB読込み処理

一括同期の反映元処理です。

差分読込み処理

差分同期の反映元処理です。

DB反映処理

同期実行の反映先処理です。


表H.2 処理詳細

表示内容

説明

処理開始

各処理分類における開始処理です。

終了処理

各処理分類における終了処理です。

グループ情報取得

指定グループの構成情報取得処理です。

ネゴ情報送受信

連携相手サーバとのネゴシエーション処理です。

DBオープン

レプリケーション対象表アクセスの開始処理です。

DBクローズ

レプリケーション対象表アクセスの開始処理です。

DBデータ読込み

レプリケーション対象表からのデータ読込み処理です。

DBデータ更新

レプリケーション対象表へのデータ更新処理です。

反映データ送信

反映元側におけるデータ送信処理です。

反映データ受信

反映先側におけるデータ受信処理です。

反映結果受信

反映元側におけるデータ反映結果の受信処理です。

更新情報オープン

差分同期の反映元側における更新情報アクセスの開始処理です。

更新情報クローズ

差分同期の反映元側における更新情報アクセスの終了処理です。

更新情報読込み

差分同期の反映元側における更新情報のデータ読込み処理です。

更新情報削除

差分同期の反映元側における反映済み更新情報の削除処理です。

競合解消データ登録

差分共用の優先側における競合解消データの登録処理です。

実行中トラン完了待合せ

レプリケーション対象表に対する処理中トランザクションの完了待合せ処理です。


(10) 反映元側で処理したデータの件数です。

反映元で処理しても反映先で反映しない場合があり、反映先の件数とは必ずしも一致しません。


(11) 反映元側で処理したコミットの数です。

反映元で処理しても反映先で実行しない場合があり、反映先のコミット回数とは必ずしも一致しません。


(12) 反映先側でデータ反映した件数です。

(13) 反映先側で反映データをコミットした数です。

(14) 同期実行の中止要求の有無です。