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PowerReplication V4.0L11 PowerReplicationユーザーズガイド V4.0

E.1.1 記述規則

記述文を記述する上で必要な規則を説明します。


予約記号

以下に示す記号は、記述文中で特殊な意味を持ちます。

#(シャープ)

コメント


"(二重引用符)

文字列/名前の記述


;(セミコロン)

区切り文字


,(カンマ)

キーワード/パラメタ(情報の列記で使用)


これらの記号を予約記号以外の目的で記述する場合、特殊な記述が必要です。特殊な記述方法は、以下を参照してください。


名前の記述

名前とは、グループ名、スキーマ名または表名といったオブジェクトの名称を示します。
名前の命名規約はシステムや DBMS に依存するため、構成定義の移出入機能ではチェックしません。指定する名前の長さだけをチェックします。
名前は、「"」で囲んで記述します。名前の記述で「"」およびエスケープ文字(¥ やバックスラッシュ)を記述する場合、エスケープ文字に続けて「"」またはエスケープ文字を記述します。これらの文字は、必ず連続して記述しなければなりません。
以下に記述例を示します。


文字列の記述

文字列をパラメタとして記述する場合、「"」で囲みます。文字列の記述において、「"」およびエスケープ文字(¥ やバックスラッシュ)を記述する場合、エスケープ文字に続けて「"」またはエスケープ文字を記述します。
以下に記述例を示します。


数値の記述

数値をパラメタとして記述する場合、以下の文字を使用します。

符号

+、-


数字

0、1、2、3、4、5、6、7、8、9


小数点

.


指数

E、e


上記の文字の組合せによって数値が正しく作成されていない場合、エラーとなります。


時間の記述

時間を記述する場合、「時間:分」の形式で記述します。このとき、時間の範囲は0~23で記述します。分の範囲は0~59で記述します。


日付の記述

日付を記述する場合、「月-日」の形式で記述します。このとき、月の範囲は1~12で記述します。日の範囲は1~31で記述します。月と日の依存関係についてはチェックしません。


大文字と小文字の区別

キーワードおよびパラメタ定数の記述は、すべて英大文字で記述してください。また、パラメタ記述で名前または文字列を記述する場合、英大文字と英小文字を区別します。


空白

記述文中の行頭のキーワードまたは「#」の前に記述された空白およびタブコードは、記述文解釈上無視されます。また、「,」によって列記を行う場合の「,」前後の空白も無視されます。


コメント行

記述文において「#」が記述された場合、それ以降、行の終端(改行位置)までをコメント行とします。行の途中に「#」が記述された場合、必ず前に区切り文字が必要となります。
また、コメント部分における記述には制限はありません。


区切り文字

各セクションの情報として複数のキーワードを記述する場合、「キーワード=パラメタ」の形式で記述される定義情報は必ず1文字以上の区切り文字で分ける必要があります。
区切り文字として、以下の文字(コード)を使用します。

「;」は、セクションの情報定義の終了文字としての意味を持ちます。セクション内の一連の定義を終了する場合、必ず「;」を記述してください。
「;」以降に空白、タブコード、改行コードおよび「#」以外の文字が記述されている場合、エラーとなります(「#」以降はコメントとして扱われます)。


継続文字

情報の区切りを行わずに改行したい場合、エスケープ文字(¥ やバックスラッシュ)を使用することによって行の継続を指定できます。
エスケープ文字の後には、必ず「;」以外の区切り文字が必要です。
行の継続は、パラメタ部分が以下の場合に記述できます。

名前、文字列

継続記述を行う場合、パラメタを「"」で区切り、エスケープ文字を記述していったん行を終了します。
次に、次行において、再び「"」で名前または文字列の記述を再開させます。この場合、継続する(改行後の)行に記述されている「"」の前にある空白およびタブコードは無視されます。
以下に、名前および文字列における継続記述の例を示します。


「,」によって列記されたパラメタ部分

パラメタを列記する場合、パラメタ+「,」を1つの情報単位として、連続した記述を行わなければなりません。このとき、「,」の後にエスケープ文字を記述します。
この場合、継続する改行後の行に記述されている名前や数値データの前にある空白およびタブコードは無視されます。
「,」 によって列記されたパラメタ部分の継続記述の例を以下に示します。