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PowerReplication V4.0L11 PowerReplicationユーザーズガイド V4.0

B.3 通信データ量の見積り

1回の同期実行で転送される通信データ量を見積もります。


一括同期の場合

反映元のサーバから転送するデータ量から見積もります。

通信データ量(Mバイト) = ↑Σ(20 + レコード長[バイト] + 対象項目数 × 10)× 有効レコード数 × 反映先サーバ数 ÷ 1024 ÷ 1024↑


Σ

レプリケーショングループに含まれるデータファイルに対する見積りを合計します。


レコード長

反映元で、同期対象のデータファイルのレコード長です。


対象項目数

反映元で、同期対象とする項目数の合計です。


有効レコード数

反映元で、同期対象のデータファイルに格納されているレコード数です。抽出条件を設定している場合、抽出条件に一致するレコードです。


反映先サーバ数

対象のレプリケーショングループでデータを反映するサーバの台数です。


↑・・・↑

小数桁を切り上げます。


算出例

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レコード長(バイト) 28
対象項目 13
有効レコード数 10000
反映先サーバ数 1


通信データ量(Mバイト) = ↑(20 + 28 + 13 × 10) × 10000 × 1 ÷ 1024 ÷ 1024)↑
= 2Mバイト

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差分同期の場合

マスタグループとレプリカグループで同期対象とするデータファイルの更新データ量から見積もります。


通信データ量(Mバイト) = マスタグループから反映するデータ量 + レプリカグループから反映するデータ量


マスタグループから反映するデータ量(Mバイト) = ↑Σレコード長[バイト] × 更新レコード数 × 2 × 対象レプリカグループ数 ÷ 1024 ÷ 1024)↑


レプリカグループから反映するデータ量(Mバイト) = ↑Σレコード長[バイト] × 更新レコード数 × 2 ÷ 1024 ÷ 1024)↑


Σ

レプリケーショングループに含まれるデータファイルに対する見積りを合計します。


レコード長

同期対象のデータファイルのレコード長です。


更新レコード数

同期実行から次の同期実行の間に、同期対象のデータファイルに対して更新/追加/削除されるレコード数の合計です。


対象レプリカグループ数

マスタグループに関連づけられたレプリカグループ数です。


↑・・・↑

小数桁を切り上げます。


算出例

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レコード長(バイト) 28
更新レコード数 2000
対象レプリカグループ数 4


マスタグループから反映するデータ量(Mバイト) = ↑(28 × 2000 × 2 × 4 ÷ 1024 ÷ 1024)↑
= 1

レプリカグループから反映するデータ量(Mバイト) = ↑(28 × 2000 × 2 ÷ 1024 ÷ 1024)↑
= 1

通信データ量(Mバイト)= 2

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