レプリケーションマネージャは、マスタとレプリカの構成を管理する運用管理ツールです。
データファイルの関連づけ、同期処理の機能(運用形態、同期方式)、同期実行のスケジュールなどを対話形式で操作できます。
データファイルをグループ化し、連携するサーバ間で関連づけるレプリケーショングループを構成します。
本製品は、2つのレプリケーションマネージャを提供しています。また、PRIMERGY 6000の「ASP レプリケーションサービス」と連携する場合、PRIMERGY 6000/ASPに添付されている「ASP PCクライアント」のレプリケーションマネージャも使用できます。
「PowerReplication V4.0」に同梱されているレプリケーションマネージャ
レプリケーションマネージャ(Windowsサーバ)
レプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)
「ASP PCクライアント」に同梱されているレプリケーションマネージャ
レプリケーションマネージャ(ASPクライアント)
これら3つのレプリケーションマネージャはバージョンレベルが同じ場合、以下の機能が異なります。以下を除いて構成定義を操作する機能は同じです。
インストール
レプリケーションマネージャ(Windowsサーバ)は、PowerReplicationをインストールすると同時にインストールされます。PowerReplicationをインストールしたWindowsサーバ上で動作します。
レプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)およびレプリケーションマネージャ(ASPクライアント)は、Windowsクライアントにインストールする必要があります。Windowsクライアント上で動作します。
動作するWindowsのオペレーティングシステムの違い
レプリケーションマネージャ(Windowsサーバ)およびレプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)については、"1.4.1 動作環境"またはソフトウェア説明書を参照してください。
レプリケーションマネージャ(ASPクライアント)については、レプリケーションマネージャ(ASPクライアント)のソフトウェア説明書を参照してください。
サーバ定義の自動作成
Windowsサーバ上では、レプリケーション動作環境の"対象DBMS"に設定したDBMSに対応して、サーバ定義が自動的に作成されます。レプリケーションマネージャ(Windowsサーバ)は、初期状態でもサーバ定義が表示されますが、レプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)およびレプリケーションマネージャ(ASPクライアント)は、初期状態ではサーバ定義は表示されません。
レプリケーションマネージャの起動とサーバへの接続
レプリケーションマネージャ(Windowsサーバ)は、自サーバのPowerReplicationのサービスを開始してから、起動する必要があります。
レプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)およびレプリケーションマネージャ(ASPクライアント)は、接続するサーバでPowerReplicationまたはASP レプリケーションサービスのサービスを開始してから、サーバに接続する必要があります。
PowerReplicationのサービス開始については、"4.1 PowerReplicationの運用を開始する"を参照してください。ASP レプリケーションサービスのサービス開始については、"ASP レプリケーションサービス説明書"を参照してください。
製品の保守機能(UpdateAdvisor)
レプリケーションマネージャ(Windowsサーバ)およびレプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)に修正が提供された場合、UpdateAdvisorを使用して、修正を入手して適用できます。
UpdateAdvisorは、富士通製品の修正提供サイト(UpdateSite)からシステムに必要な修正を検索/ダウンロードして適用できる機能です。UpdateAdvisorおよびUpdateSiteの詳細については、当社のホームページを参照してください。
レプリケーションマネージャ(ASPクライアント)の修正は、UpdateAdvisorを使用して入手できません。PRIMERGY 6000/ASPの定期修正を入手して適用する必要があります。
「PowerReplication V4.0L11」に同梱されているレプリケーションマネージャ(Windowsサーバ)およびレプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)のバージョンレベルは、V5.2L10です。
レプリケーションマネージャのバージョンレベルは、レプリケーションマネージャの[ヘルプ]メニューから確認できます。
レプリケーションマネージャの操作方法については、"6.1 レプリケーションマネージャ"を参照してください。