ここでは、PowerReplicationが提供する各機能の構成を説明します。
以下に、機能の構成を示します。
機能構成 | 機能概要 | |
---|---|---|
レプリケーションサービス | レプリケーション機能 | データベース間の整合性を保つ機能 |
スケジュール機能 | 同期を自動的に行う機能 | |
レプリケーションマネージャ | マスタとレプリカの構成を管理する運用管理ツール | |
レプリケーション動作環境の設定機能 | PowerReplicationを動作させるための環境設定を行う機能 | |
構成定義の移出入機能 | マスタとレプリカの構成情報を移出入するツール |
データベース間の同期を行い、競合の検出、文字コードの変換を行うプログラムです。ネットワーク上に分散したデータベースの連携環境を構築する際に中核となるWindowsサーバ上で動作する機能です。
マスタとレプリカの構成定義の作成、レプリケーションサービスの状態表示、スケジュール機能で実行された同期の実行結果などを、対話型で操作する運用管理ツールです。PowerReplicationおよびASP レプリケーションサービスで連携するサーバのレプリケーションの環境/運用を集中管理できます。
レプリケーションマネージャは、レプリケーションサービスが動作するWindowsサーバで使用できます。
また、本製品に同梱されている「レプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)」をWindowsクライアントにインストールすることによって、Windowsクライアントでも使用できます。
ただし、レプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)はWindowsサーバにインストールできません。
レプリケーションマネージャには、以下の3つがあります。
「PowerReplication V4.0」に同梱されているWindowsサーバで動作するレプリケーションマネージャ
「PowerReplication V4.0」に同梱されているWindowsクライアントで動作するレプリケーションマネージャ
PRIMERGY 6000/ASPに添付されているWindowsクライアントで動作するレプリケーションマネージャ(「ASP PCクライアント」に同梱されているレプリケーションマネージャ)
上記3つのレプリケーションマネージャを総称して"レプリケーションマネージャ"と呼びます。
PowerReplicationを動作させるための動作環境を設定する機能です。
レプリケーションサービスの動作環境およびDBMSと連携するための動作環境を設定できます。
レプリケーションマネージャで作成した構成情報をテキストファイルに出力できます。
出力したテキストファイルは編集して他のサーバに移行できます。
コマンド
運用の開始/停止、動作環境の退避/復元などを行うコマンドを提供します。
コマンドの詳細は、"第7章 コマンドリファレンス"を参照してください。