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Systemwalker Software Configuration Manager V14g リファレンスガイド
Systemwalker

1.8.5 テンプレート情報の詳細説明

テンプレート情報の詳細について説明します。

1.8.5.1 テンプレート情報

システムテンプレートの構成情報を記述したXMLドキュメントです。

システムテンプレート1つに対して、1つのテンプレート情報を作成し、登録します。

テンプレート情報の雛形は、以下のディレクトリに格納されています。

この雛形を参考にテンプレート管理者が作成する必要があります。

【Windows】
	格納先:<本製品のインストール先>\templates\templates\
	以下の雛形が格納されています。
		sample1.xml(サーバ1台構成)
		sample2.xml(2階層構成)
		sample3.xml(3階層構成)
【Linux】
	格納先:/opt/FJSVcfmg/templates/templates/
	以下の雛形が格納されています。
		sample1.xml(サーバ1台構成)
		sample2.xml(2階層構成)
		sample3.xml(3階層構成)

項目 (タグ) の説明については、「1.8.5.2 テンプレート情報の詳細」を参照してください。

テンプレート情報内のイメージIDは、Serverview Resource Orchestratorで登録した仮想イメージのイメージIDを記入します。

1.8.5.2 テンプレート情報の詳細

テンプレート情報 (XMLファイル) は以下の形式となっています。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<template version="1.1">
	<id>[テンプレートID]</id>
	<lcid>[ロケールID]</lcid>
	<name>[テンプレート名称]</name>
	<baseTemplateId>[利用テンプレートID]</baseTemplateId>
	<ownerOrg>[オーナー(組織)]</ownerOrg>
	<ownerUser>[オーナー(利用者)]</ownerUser>
	<publicCategory>[公開区分]</publicCategory>
	<designSheetPath>[デザインシートパス]</designSheetPath>
	<releaseDate>[リリース日]</releaseDate>
	<numOfMaxVnet>[最大VNET数]</numOfMaxVnet>
	<numOfMaxVm>[最大VM数]</numOfMaxVm>
	<productId>[型番]</productId>
	<description>[説明]</description>
	<keyword>[検索キーワード]</keyword>
	<estimate>[見積概算金額]</estimate>
	<license>[ライセンス]</license>
	<support>[サポート]</support>
	<vnets>
		<vnet>
			<id>[ネットワークID]</id>
			<name>[名称]</name>
			<numOfMaxVm>[最大VM数]</numOfMaxVm>
			<resourceId>[ネットワークリソースID]</resourceId>
		</vnet>
		…
	</vnets>
	<servers>
		<server>
			<no>[サーバ連番]</no>
			<imageId>[イメージID]</imageId>
			<imageName>[イメージ名]</imageName>
			<name>[サーバ名称]</name>
			<serverType>[サーバタイプ]</serverType>
			<vmPool>[VMプールのリソース名]</vmPool>
			<storagePool>[ストレージプールのリソース名]</storagePool>
			<vnics>
				<management>[制御NIC]</management>
				<vnic>
					<no>[NIC連番]</no>
					<networkId>[接続先ネットワークID]</networkId>
				</vnic>
				…
			</vnics>
			<vdisks>
				<vdisk>
					<no>[ディスク連番]</no>
					<diskSize>[ディスク容量]</diskSize>
					<storagePool>[ストレージプールのリソース名]</storagePool>
				</vdisk>
				…
			</vdisks>
			<softwareOptions>
				<softwareOption>
					<softwareId>[ソフトウェア情報ID]</softwareId>
					<choices>
						<parameterInfoId>[パラメーター情報ID]</parameterInfoId>
						…
					</choices>
				</softwareOption>
			</softwareOptions>
		</server>
		…
	</servers>
</template>

以下にそれぞれの項目 (タグ) の説明および設定内容について示します。

この情報を参考にして、必要に応じてテンプレート情報を修正してください。

タグ名の[ ]は、省略可能なタグであることを示しています。

タグ名

設定範囲

説明

必須

設定内容

[ id ]

string
ASCII

0~32Bytes

テンプレートに割り当てるIDを指定します。

省略した場合は自動採番します。

[ lcid ]

string
ASCII

選択

テンプレート情報のロケールを指定します。

以下から選択します。
・「ja」:日本語版
・「en」:英語版

[ name ]

string
UTF-8

85文字以内

テンプレートの名前を指定します。

テンプレート名は仮想システムのシステム名の初期値として使用されます。システム名は、リソース名の設定方式によって使用可能な文字、長さが異なります。

テンプレート名は、いずれの設定方式でも有効な以下の範囲で設定することを推奨します。

・半角英数字、「_」(アンダースコア)、「-」(ハイフン)で構成された23文字以内

リソース名の設定方式については、『運用ガイド』の「リソース名の設定方式の変更」を参照してください。

baseTemplatId

ベーステンプレートの名前を指定します。

×

ownerOrg

string
ASCII

固定値

テンプレートが所属する組織IDを指定します。

「cfmgadm」固定です。

ownerUser

string
ASCII

固定値

テンプレートを登録するユーザーのユーザーIDを指定します。

「cfmgadm」固定です。

publicCategory

string
ASCII

固定値

テンプレートのカテゴリを指定します。

「PUBLIC」固定です。
すべてのユーザーにテンプレートを公開します。

designSheetPath

デザインシートの格納先を指定します。

×

releaseDate

string
ASCII

0~10Bytes

テンプレートを公開する日付を指定します。

書式は、「yyyy/mm/dd」になります。

numOfMaxVnet

integer

1~99

テンプレートのシステムで使用できるセグメントの最大値を指定します。

numOfMaxVm

integer

0~10

テンプレートのシステムで使用できるサーバの最大数を指定します。

productId

課金で使用するテンプレートの製品IDを指定します。

×

description

string
UTF-8

85文字以内

テンプレートの説明を記述します。テンプレートが実現するシステムや、テンプレートに含むコンテンツなどの説明を記述します。

keyword

string
UTF-8

85文字以内

テンプレートの検索キーワードを指定します。

テンプレートを検索する機能は、このキーワードを使用してテンプレートを検索します。

estimate

decimal

固定値

テンプレートの金額を指定します。

「0」固定です。

license

string
ASCII

選択

テンプレートにライセンスが付与されているかを指定します。

以下から選択します。
・「0」:ライセンスなし
・「1」:ライセンスあり

support

string
ASCII

選択

テンプレートにサポートが付与されているかを指定します。

以下から選択します。
・「0」:サポートなし
・「1」:サポートあり

vnets

システムのセグメントを指定します。

×

[ vnet ]

0個以上

セグメント情報をセグメント数分指定します。

×

セグメント情報が存在しない場合は不要です。

id

string
ASCII

1~20Bytes

テンプレート内のセグメントを識別するIDを指定します。

テンプレート内で一意なIDを指定します。
本指定値に指定した値を、vnicのnetworkIdに指定します。

name

string
ASCII

0~ 20Bytes

セグメントの名前を指定します。

numOfMaxVm

integer

0~10

セグメントに追加で使用できるサーバの最大数を指定します。

[ resourceId ]

string
ASCII

1~32Bytes

セグメントに割り当てる仮想ネットワークのリソースIDを指定します。

1.4.1 仮想ネットワークの一覧表示(cfmg_listvnet)」コマンドでリソースIDを確認してください。

servers

システムのサーバを指定します。

×

server

1個以上

サーバ情報をサーバ数分指定します。

no

integer

0~9

サーバの番号を指定します。

サーバに対して、テンプレートの中で一意となる番号を指定します。

imageId

サーバに配備するイメージのイメージIDを指定します。

×

事前にイメージ情報を登録して、イメージIDを確認する必要があります。

imageName

string
ASCII

1~32Bytes

サーバに配備するイメージのイメージ名を指定します。

事前にイメージ情報を登録して、イメージ名を確認する必要があります。

name

string
UTF-8

85文字以内

サーバの名前を指定します。

テンプレートの中にあるサーバを識別する名前であり、ホスト名ではありません。

serverType

string
ASCII

1~32Bytes

ServerView Resource Orchestratorで設定されたL-Serverテンプレートの中から、デフォルトで選択するL-Serverテンプレートの名前を指定します。

イメージ情報で指定した値と同じものを指定します。

[ vmPool ]

string
ASCII

1~32Bytes

サーバの配備先のVMプールのリソース名(ServerView Resource Orchestrator上のリソース名)を指定します。
リソース名は、「/」で始まる形式で指定してください。
例)
/vmPool_2

省略した場合、ServerView Resource Orchestratorに登録された1番目のVMプールが選択されます。
配備時に変更することもできます。

[ storagePool ]

string
ASCII

1~32Bytes

サーバの配備先のストレージプールのリソース名(ServerView Resource Orchestrator上のリソース名)を指定します。
リソース名は、「/」で始まる形式で指定してください。
例)
/StoragePool_2

省略した場合、ServerView Resource Orchestratorに登録された1番目のストレージプールが選択されます。
配備時に変更することもできます。

vnics

NICを指定します。

×

[ management ]

integer

1以上

制御NICに指定するNICの番号を指定します。

<vnic>配下の<no>に指定した値を指定します。
複数NICを記述した場合は必須です。
NICが1つの場合は省略可能です。

[ vnic ]

1個以上

NICの数の分だけ指定します。

×

no

integer

1~99

NICの番号を指定します。

NICに対して、サーバの中で一意となる番号を指定します。

networkId

string
ASCII

1~20Bytes

接続するセグメントのセグメントIDを指定します。

vnetのidに指定した値を指定します。

vdisks

サーバの拡張ディスクを指定します。

×

[ vdisk ]

0個以上

ディスクの数の分だけ指定します。

×

拡張ディスクが存在しない場合は不要です。
【Windows】
・仮想化ソフトがHyper-Vの場合
3つ以内で指定してください。

[ no ]

integer

1以上

ディスクに対して、サーバの中で一意となる番号を指定します。

共用ディスクの場合は、すべてのサーバで同一の値を指定する必要があります。

[ diskSize ]

decimal

10進小数点1桁

ディスクのサイズを指定します。

GB単位で指定します。
共用ディスクの場合は、すべてのサーバで同一の値を指定する必要があります。

[ storagePool ]

string
ASCII

1~32Bytes

拡張ディスクの配備先のストレージプールのリソース名(ServerView Resource Orchestrator上のリソース名)を指定します。
リソース名は、「/」で始まる形式で指定してください。
例)
/StoragePool_2

省略した場合、ServerView Resource Orchestratorに登録された1番目のストレージプールが選択されます。
配備時に変更することもできます。

[ softwareOptions ]

ソフトウェアパラメーター設定の選択肢を表示する場合に指定します。

×

softwareOption

1個以上

仮想サーバに含まれるソフトウェアごとに、softwareOptionを指定します。

×

softwareId

string
ASCII

1~32Bytes

パラメーター設定するソフトウェアIDを指定します。

仮想サーバに含まれているソフトウェアIDを指定します。
ソフトウェア情報がソフトウェア設定情報と関連付けられている必要があります。

choices

選択肢となるパラメーター情報を指定します。

×

1番目の要素がデフォルトとなります。

parameterInfoId

string
ASCII

1個以上

1~32Bytes

パラメーター情報のIDを指定します。

登録されているパラメーター情報のIDを指定します。
パラメーター情報のソフトウェア設定情報とソフトウェアに関連付けているソフトウェア設定情報が同じ必要があります。

必須欄の記号は、以下を意味しています。

○:タグを指定した場合は、必ず値を指定してください。

△:値は省略可能です。

×:値の設定は不要です。タグだけの指定です。