パラメーター情報の詳細について説明します。
パラメーター情報とは、ソフトウェアに設定するパラメーターの値を記述したXMLドキュメントです。ソフトウェアに値を設定できるパラメーターは、ソフトウェア設定情報で定義したパラメーターになります。
管理者ビューでは、システムを新規作成するときに、ソフトウェアをセットアップする内容が選択できます。これは、テンプレート情報に選択できるパラメーター情報を記述することで実現できます。
パラメーター情報のパラメーター一覧には、ソフトウェア設定情報にあるパラメーターの中で、値を設定するものを指定します。この値には、変数を指定することもできます。また、パラメーター情報には、パラメーターパッケージを登録することができます。
項目 (タグ) の説明については、「1.7.5.2 パラメーター情報の詳細」を参照してください。
パラメーターパッケージについては、「1.5.5.4 パッケージファイルの詳細」を参照してください。
値に指定できる変数は、「1.5.5.5 値に指定できる変数の詳細」を参照してください。
パラメーター情報の雛形は、以下のディレクトリに格納されています。
この雛形を参考に、テンプレート管理者が作成する必要があります。
【Windows】 格納先:<本製品のインストール先>\templates\parameters\ 【Linux】 格納先:/opt/FJSVcfmg/templates/parameters/ |
パラメーター情報 (XMLファイル) は以下の形式となっています。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <parameterInfo version="1.0"> <id>[パラメーター情報ID]</id> <softwareSetupId>[ソフトウェア設定情報ID]</softwareSetupId> <lcid>[ロケールID]</lcid> <name>[パラメーター情報の名前]</name> <description>[説明]</description> <parameters> <parameter> <key>[パラメーターのキー]</key> <value>[パラメーターの値]</value> </parameter> … </parameters> </parameterInfo> |
以下にそれぞれの項目 (タグ) の説明および設定内容について示します。
この情報を参考にして、必要に応じてパラメーター情報を修正してください。
タグ名の[ ]は、省略可能なタグであることを示しています。
タグ名 | 型 | 設定範囲 | 説明 | 必須 | 設定内容 |
---|---|---|---|---|---|
id | string | 0~32Bytes | パラメーターIDを指定します。 | △ | 新規追加する場合は空文字列を指定します。 |
softwareSetupId | string | 1~32Bytes | 対象とするソフトウェア設定IDを指定します。 | ○ | 登録されているソフトウェア設定IDを指定します。 「第6章 ミドルウェアパラメーター設定情報」のソフトウェア設定情報を指定することもできます。 |
lcid | string | 選択 | ロケールを指定します。 | ○ | 以下から選択します。 |
name | string | 64文字以内 | パラメーター情報の名前を指定します。 | △ | |
description | string | 256文字以内 | パラメーター情報の説明を指定します。 | △ | |
parameters | - | 0個以上 | ソフトウェアに設定する複数のパラメーターを指定します。 | × | |
parameter | - | - | ソフトウェアに設定するパラメーターをキーと値で指定します。 | × | |
key | string | 64文字以内 | パラメーターのキーを指定します。 | ○ | 「第6章 ミドルウェアパラメーター設定情報」のソフトウェア設定情報を使用する場合は、そのパラメーターのキーを指定します。 |
value | String | 4096文字以内 | パラメーターの値を指定します。 | △ | 値は、ソフトウェア設定情報の制約に依存します。 |
必須欄の記号は、以下を意味しています。
○:タグを指定した場合は、必ず値を指定してください。
△:値は省略可能です。
×:値の設定は不要です。タグだけの指定です。