イメージ情報の詳細について説明します。
仮想イメージの構成情報を記述したXMLドキュメントです。
仮想イメージ1つに対して、1つのイメージ情報を作成し、登録します。
イメージ情報の雛形は、以下のディレクトリに格納されています。
この雛形を参考に、テンプレート管理者が作成する必要があります。
【Windows】 格納先:<本製品のインストール先>\templates\images\ 【Linux】 格納先:/opt/FJSVcfmg/templates/images/ |
項目 (タグ) の説明については、「1.3.6.2 イメージ情報の詳細」を参照してください。
イメージ情報内のソフトウェアIDについては、ソフトウェア情報の登録時に付与されたソフトウェアIDを記入する必要があります。
イメージ情報 (XMLファイル) は以下の形式となっています。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> <image version="1.1"> <id>[イメージID]</id> <name>[イメージ名]</name> <ownerOrg>[オーナー(組織)]</ownerOrg> <ownerUser>[オーナー(利用者)]</ownerUser> <publicCategory>[公開区分]</publicCategory> <serverCategory>[サーバ種別]</serverCategory> <serverApplication>[サーバ用途]</serverApplication> <serverType>[デフォルトサーバタイプ]</serverType> <cpuBit>[CPUビット数]</cpuBit> <sysvolSize>[システムディスクサイズ]</sysvolSize> <numOfNic>[NIC数]</numOfNic> <maxCpuPerf>[最大CPU性能]</maxCpuPerf> <numOfMaxCpu>[最大CPU数]</numOfMaxCpu> <maxMemorySize>[最大メモリ量]</maxMemorySize> <numOfMaxDisk>[最大ディスク数]</numOfMaxDisk> <maxDiskSize>[最大ディスク容量]</maxDiskSize> <initialPassword>[初期パスワード]</initialPassword> <icon>[アイコン種別]</icon> <virtualization>[仮想化方式]</virtualization> <softwares> <software> <id>[ソフトウェアID]</id> <order>[表示順序]</order> <patches> <patch> <id>[パッチID]</id> <locale> <lcid>[ロケールID]</lcid> <componentName>[コンポーネント名]</componentName> <description>[説明]</description> </locale> … </patch> … </patches> </software> … </softwares> </image> |
以下にそれぞれの項目 (タグ) の説明および設定内容について示します。
この情報を参考にして、必要に応じてイメージ情報を修正してください。
タグ名の[ ]は、省略可能なタグであることを示しています。
タグ名 | 型 | 設定範囲 | 説明 | 必須 | 設定内容 |
---|---|---|---|---|---|
id | string | 1~32Bytes | イメージIDを指定します。 | ○ | 「1.3.1 仮想イメージの一覧表示(cfmg_listvmimage) 」コマンドで確認したイメージIDを指定します。 |
name | string | 1~32Bytes | イメージ名を指定します。 イメージ名は、仮想サーバ名の初期値として使用されます。 仮想サーバ名は、リソース名の設定方式によって使用可能な文字、長さが異なります。いずれの設定方式でも有効な、以下の範囲で設定することを推奨します。 ・半角英数字または「-」(ハイフン)で構成された15文字以内。数字のみは指定できません。また、先頭に「-」(ハイフン)は使用できません リソース名の設定方式については、『運用ガイド』の「リソース名の設定方式の変更」を参照してください。 | ○ | 「1.3.1 仮想イメージの一覧表示(cfmg_listvmimage) 」コマンドで確認したイメージ名を指定します。 |
ownerOrg | string | 固定値 | イメージが所属する組織IDを指定します。 | ○ | 「cfmgadm」固定です。 |
ownerUser | string | 固定値 | イメージを登録するユーザーのユーザーIDを指定します。 | ○ | 「cfmgadm」固定です。 |
publicCategory | string | 固定値 | イメージのカテゴリを選択します。 | ○ | 「PUBLIC」固定です。 |
serverCategory | string | 固定値 | イメージに含まれるサーバのカテゴリを選択します。 | ○ | 「GENERAL」固定です。 |
serverApplication | string | 選択 | イメージに含まれるサーバの用途を指定します。 | ○ | 以下から複数選択できます。 |
serverType | string | 0~32Bytes | サーバタイプを指定します。 | △ | このイメージを使用した場合に、ServerView Resource Orchestrator で設定されたL-Serverテンプレートの中から、デフォルトで選択するL-Serverテンプレートの名前を指定します。 |
cpuBit | integer | 選択 | イメージに含まれるサーバのCPUのビット数を指定します。 | ○ | 以下から選択します。 |
sysvolSize | decimal | 10進小数点1桁 | イメージに含まれるサーバのシステムディスクサイズを指定します。 | ○ | GB単位で指定します。 |
numOfNic | integer | 1~99 | NIC数を指定します。 | ○ | イメージに含まれるサーバのNIC数を指定します。 |
[ maxCpuPerf ] | decimal | 10進小数点1桁 | サーバに指定できるCPU性能の制限値を指定します。 | ○ | 管理者ビューでサーバに指定できるCPU性能の制限値をGHz単位で指定します。 |
[ numOfMaxCpu ] | integer | 1~99 | サーバに指定できるCPU数の制限値を指定します。 | ○ | 管理者ビューで利用者が指定可能なCPU数の上限を本指定値までとします。 |
[ maxMemorySize ] | decimal | 10進小数点1桁 | サーバに指定できるメモリ量の制限値を指定します。 | ○ | 管理者ビューでサーバに指定できるメモリ量の制限値をGB単位で指定します。 |
numOfMaxDisk | integer | 0~99 | サーバに追加できる拡張ディスクの最大数を指定します。 | ○ | 指定可能なディスク数の上限を本指定値までとします。 |
[ maxDiskSize ] | decimal | 10進小数点1桁 | 拡張ディスクに指定できるディスク容量の制限値を指定します。 | ○ | GB単位で指定します。 |
initialPassword | string | 85文字以内 | オペレーティングシステムの初期パスワードを指定します。 | ○ | 以下のユーザーのパスワードを指定します。パスワードはイメージで設定済みのパスワードと一致している必要があります。 |
icon | string | 選択 | イメージに含まれるサーバのアイコンを指定します。 | ○ | serverApplicationに対応するものを以下から選択します。 |
virtualization | string | 固定値 | 仮想化方式を指定します。 | ○ | 「hvm」固定です。 |
softwares | - | - | サーバにインストールされているソフトウェアを指定します。 | × | タグは必須です。 |
software | - | 1個以上 | インストールしているソフトウェア数の分だけ指定します。 | × | |
id | string ASCII | 1~32Bytes | ソフトウェアのソフトウェアIDを指定します。 | ○ | 「1.2.2 ソフトウェア情報の登録(cfmg_addsoft)」コマンドでの登録結果または「1.2.1 ソフトウェア情報の一覧表示(cfmg_listsoft)」コマンドでの出力結果に表示されたソフトウェアIDを指定します。 |
order | integer | 0以上 | ソフトウェアを表示する順番を指定します。 | ○ | 0から順に指定し、オペレーティングシステムが必ず先頭に表示されるようにします。 |
patches | - | - | ソフトウェアのパッチ情報を指定します。 | × | タグは必須です。 |
[ patch ] | - | 0個以上 | パッチ数の分だけ指定します。 | × | パッチ情報が存在しない場合は不要です。 |
id | string | 1~32Bytes | パッチのパッチIDを指定します。 | ○ | 修正番号などを指定します。 |
locale | - | 1個以上 | パッチ情報をロケールごとに指定します。 | × | |
lcid | string ASCII | 選択 | パッチ情報のロケールを指定します。 | ○ | 以下から選択します。 |
componentName | string | 85文字以内 | パッチを適用するコンポーネントの名前を指定します。 | △ | パッチの仕様にコンポーネントという概念がない場合は、空文字列を指定します。 |
description | string | 85文字以内 | パッチの説明を指定します。 | △ | ソフトウェアID、パッチID、ロケールのすべてが一致するパッチ情報が既に登録されていた場合、あとから登録された情報で更新されます。 |
必須欄の記号は、以下を意味しています。
○:タグを指定した場合は、必ず値を指定してください。
△:値は省略可能です。
×:値の設定は不要です。タグだけの指定です。