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Systemwalker Software Configuration Manager V14g リファレンスガイド
Systemwalker

1.3.6 イメージ情報の詳細説明

イメージ情報の詳細について説明します。

1.3.6.1 イメージ情報

仮想イメージの構成情報を記述したXMLドキュメントです。

仮想イメージ1つに対して、1つのイメージ情報を作成し、登録します。

イメージ情報の雛形は、以下のディレクトリに格納されています。

この雛形を参考に、テンプレート管理者が作成する必要があります。

【Windows】
	格納先:<本製品のインストール先>\templates\images\
【Linux】
	格納先:/opt/FJSVcfmg/templates/images/

項目 (タグ) の説明については、「1.3.6.2 イメージ情報の詳細」を参照してください。

イメージ情報内のソフトウェアIDについては、ソフトウェア情報の登録時に付与されたソフトウェアIDを記入する必要があります。

1.3.6.2 イメージ情報の詳細

イメージ情報 (XMLファイル) は以下の形式となっています。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<image version="1.1">
	<id>[イメージID]</id>
	<name>[イメージ名]</name>
	<ownerOrg>[オーナー(組織)]</ownerOrg>
	<ownerUser>[オーナー(利用者)]</ownerUser>
	<publicCategory>[公開区分]</publicCategory>
	<serverCategory>[サーバ種別]</serverCategory>
	<serverApplication>[サーバ用途]</serverApplication>
	<serverType>[デフォルトサーバタイプ]</serverType>
	<cpuBit>[CPUビット数]</cpuBit>
	<sysvolSize>[システムディスクサイズ]</sysvolSize>
	<numOfNic>[NIC数]</numOfNic>
	<maxCpuPerf>[最大CPU性能]</maxCpuPerf>
	<numOfMaxCpu>[最大CPU数]</numOfMaxCpu>
	<maxMemorySize>[最大メモリ量]</maxMemorySize>
	<numOfMaxDisk>[最大ディスク数]</numOfMaxDisk>
	<maxDiskSize>[最大ディスク容量]</maxDiskSize>
	<initialPassword>[初期パスワード]</initialPassword>
	<icon>[アイコン種別]</icon>
	<virtualization>[仮想化方式]</virtualization>
	<softwares>
		<software>
			<id>[ソフトウェアID]</id>
			<order>[表示順序]</order>
			<patches>
				<patch>
					<id>[パッチID]</id>
					<locale>
						<lcid>[ロケールID]</lcid>
						<componentName>[コンポーネント名]</componentName>
						<description>[説明]</description>
					</locale>
					…
				</patch>
				…
			</patches>
		</software>
		…
	</softwares>
</image>

以下にそれぞれの項目 (タグ) の説明および設定内容について示します。

この情報を参考にして、必要に応じてイメージ情報を修正してください。

タグ名の[ ]は、省略可能なタグであることを示しています。

タグ名

設定範囲

説明

必須

設定内容

id

string
ASCII

1~32Bytes

イメージIDを指定します。

1.3.1 仮想イメージの一覧表示(cfmg_listvmimage) 」コマンドで確認したイメージIDを指定します。

name

string
ASCII

1~32Bytes

イメージ名を指定します。

イメージ名は、仮想サーバ名の初期値として使用されます。

仮想サーバ名は、リソース名の設定方式によって使用可能な文字、長さが異なります。いずれの設定方式でも有効な、以下の範囲で設定することを推奨します。

・半角英数字または「-」(ハイフン)で構成された15文字以内。数字のみは指定できません。また、先頭に「-」(ハイフン)は使用できません

リソース名の設定方式については、『運用ガイド』の「リソース名の設定方式の変更」を参照してください。

1.3.1 仮想イメージの一覧表示(cfmg_listvmimage) 」コマンドで確認したイメージ名を指定します。

ownerOrg

string
ASCII

固定値

イメージが所属する組織IDを指定します。

「cfmgadm」固定です。

ownerUser

string
ASCII

固定値

イメージを登録するユーザーのユーザーIDを指定します。

「cfmgadm」固定です。

publicCategory

string
ASCII

固定値

イメージのカテゴリを選択します。

「PUBLIC」固定です。
すべてのユーザーにイメージを公開します。

serverCategory

string
ASCII

固定値

イメージに含まれるサーバのカテゴリを選択します。

「GENERAL」固定です。
汎用のサーバです。

serverApplication

string
ASCII

選択

イメージに含まれるサーバの用途を指定します。

以下から複数選択できます。
・「WEB」:Webサーバ
・「AP」:アプリケーションサーバ
・「DB」:DBサーバ
複数指定する場合は、「/」で区切って指定します。指定順序は順不同です。
例) WEB/AP、AP/WEB/DBなどです。

serverType

string
ASCII

0~32Bytes

サーバタイプを指定します。

このイメージを使用した場合に、ServerView Resource Orchestrator で設定されたL-Serverテンプレートの中から、デフォルトで選択するL-Serverテンプレートの名前を指定します。

cpuBit

integer

選択

イメージに含まれるサーバのCPUのビット数を指定します。

以下から選択します。
・「32」:32bit
・「64」:64bit

sysvolSize

decimal

10進小数点1桁

イメージに含まれるサーバのシステムディスクサイズを指定します。

GB単位で指定します。

numOfNic

integer

1~99

NIC数を指定します。

イメージに含まれるサーバのNIC数を指定します。

[ maxCpuPerf ]

decimal

10進小数点1桁
(0.1~99999.9)

サーバに指定できるCPU性能の制限値を指定します。

管理者ビューでサーバに指定できるCPU性能の制限値をGHz単位で指定します。

[ numOfMaxCpu ]

integer

1~99

サーバに指定できるCPU数の制限値を指定します。

管理者ビューで利用者が指定可能なCPU数の上限を本指定値までとします。

[ maxMemorySize ]

decimal

10進小数点1桁
(0.1~99999.9)

サーバに指定できるメモリ量の制限値を指定します。

管理者ビューでサーバに指定できるメモリ量の制限値をGB単位で指定します。

numOfMaxDisk

integer

0~99

サーバに追加できる拡張ディスクの最大数を指定します。

指定可能なディスク数の上限を本指定値までとします。

[ maxDiskSize ]

decimal

10進小数点1桁
(0.1~99999.9)

拡張ディスクに指定できるディスク容量の制限値を指定します。

GB単位で指定します。
指定可能な拡張ディスクのディスク容量の上限を本指定値までとします。

initialPassword

string
UTF-8

85文字以内

オペレーティングシステムの初期パスワードを指定します。

以下のユーザーのパスワードを指定します。パスワードはイメージで設定済みのパスワードと一致している必要があります。
【Windows】
・仮想化ソフトがVMwareの場合
ユーザー名がAdministratorのパスワードを指定します。
・仮想化ソフトがHyper-Vの場合
作成されるL-Serverに使用されるローカルの管理者アカウントのパスワードを指定します。
【Linux】
スーパーユーザーのパスワードを指定します。

icon

string
UTF-8

選択

イメージに含まれるサーバのアイコンを指定します。

serverApplicationに対応するものを以下から選択します。
・「unit_tag_web.png」:WEB
・「unit_tag_ap.png」:AP
・「unit_tag_db.png」:DB
・「unit_tag_webap.png」:WEB/AP
・「unit_tag_webdb.png」:WEB/DB
・「unit_tag_apdb.png」:AP/DB
・「unit_tag_webapdb.png」:WEB/AP/DB
・「unit_tag_blank.png」:その他

virtualization

string
ASCII

固定値

仮想化方式を指定します。

「hvm」固定です。

softwares

サーバにインストールされているソフトウェアを指定します。

×

タグは必須です。

software

1個以上

インストールしているソフトウェア数の分だけ指定します。

×

id

string

ASCII

1~32Bytes

ソフトウェアのソフトウェアIDを指定します。

1.2.2 ソフトウェア情報の登録(cfmg_addsoft)」コマンドでの登録結果または「1.2.1 ソフトウェア情報の一覧表示(cfmg_listsoft)」コマンドでの出力結果に表示されたソフトウェアIDを指定します。

order

integer

0以上

ソフトウェアを表示する順番を指定します。

0から順に指定し、オペレーティングシステムが必ず先頭に表示されるようにします。

patches

ソフトウェアのパッチ情報を指定します。

×

タグは必須です。

[ patch ]

0個以上

パッチ数の分だけ指定します。

×

パッチ情報が存在しない場合は不要です。

id

string
ASCII

1~32Bytes

パッチのパッチIDを指定します。

修正番号などを指定します。
1つのソフトウェアIDに対して同一のパッチIDを複数指定することはできません。

locale

1個以上

パッチ情報をロケールごとに指定します。

×

lcid

string

ASCII

選択

パッチ情報のロケールを指定します。

以下から選択します。
・「ja」:日本語版
・「en」:英語版

componentName

string
UTF-8

85文字以内

パッチを適用するコンポーネントの名前を指定します。

パッチの仕様にコンポーネントという概念がない場合は、空文字列を指定します。
ソフトウェアID、パッチID、ロケールのすべてが一致するパッチ情報が既に登録されていた場合、あとから登録された情報で更新されます。

description

string
UTF-8

85文字以内

パッチの説明を指定します。

ソフトウェアID、パッチID、ロケールのすべてが一致するパッチ情報が既に登録されていた場合、あとから登録された情報で更新されます。

必須欄の記号は、以下を意味しています。

○:タグを指定した場合は、必ず値を指定してください。

△:値は省略可能です。

×:値の設定は不要です。タグだけの指定です。