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Systemwalker Software Configuration Manager V14g リファレンスガイド
Systemwalker

1.2.4 ソフトウェア情報の詳細説明

ソフトウェア情報の詳細について説明します。

1.2.4.1 ソフトウェア情報

仮想イメージに含まれるソフトウェア(オペレーティングシステム、ミドルウェア)の構成情報を記述したXMLドキュメントです。

ソフトウェア1つに対して、1つのソフトウェア情報を作成し、登録します。

富士通の主要ミドルウェアおよびオペレーティングシステムに対するソフトウェア情報は、製品に添付されているため、通常はテンプレート管理者が作成する必要はありません。

本製品に添付されているソフトウェア情報については、「付録A 登録済ソフトウェアID」を参照してください。

ライセンス情報などが必要な場合は、テンプレート管理者がファイル内容を修正する必要があります。

項目(タグ)の説明については、「1.2.4.2 ソフトウェア情報の詳細」を参照してください。

また、OSSなどのソフトウェアを登録する場合には、新規に作成する必要があります。

ソフトウェア情報の雛形は、以下のディレクトリに格納されています。

この雛形を参考に、テンプレート管理者が作成する必要があります。

【Windows】
	格納先:<本製品のインストール先>\templates\softwares\
【Linux】
	格納先:/opt/FJSVcfmg/templates/softwares/

1.2.4.2 ソフトウェア情報の詳細

ソフトウェア情報 (XMLファイル) は以下の形式となっています。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<software version="1.1">
	<id>[ソフトウェアID]</id>
	<lcid>[ロケールID]</lcid>
	<name>[ソフトウェア名称]</name>
	<category>[ソフトウェア区分]</category>
	<osCategory>[OS区分]</osCategory>
	<version>[バージョン]</version>
	<officialVersion>[正式バージョン]</officialVersion>
	<patch>[パッチ版数]</patch>
	<license>[ライセンス]</license>
	<support>[サポート]</support>
	<productId>[型番]</productId>
</software>

以下にそれぞれの項目 (タグ) の説明および設定内容について示します。

この情報を参考にして、必要に応じてソフトウェア情報を修正してください。

タグ名の[ ]は、省略可能なタグであることを示しています。

タグ名

設定範囲

説明

必須

設定内容

[ id ]

ソフトウェア情報を登録した際に割り当てられるIDが設定されます。

×

[ lcid ]

string
ASCII

選択

ソフトウェア情報のロケールを指定します。

以下から選択します。
・「ja」:日本語版
・「en」:英語版

[ name ]

string
UTF-8

85文字以内

ソフトウェアの名称を指定します。
ソフトウェア情報を登録する際に指定します。

category

string
ASCII

選択

ソフトウェアのカテゴリを指定します。

以下から選択します。
・「OS」:オペレーティングシステム
・「MIDDLE」:ミドルウェア
・「APP」:アプリケーション

osCategory

string
ASCII

選択

ソフトウェアのカテゴリを指定します。

以下から選択します。
・「windows」:Windows
・「linux」:Linux
・「windows64」:Windows (64bit)
・「linux64」:Linux (64bit)

version

string
ASCII

1~10Bytes

ソフトウェアのバージョンを指定します。

バージョンを指定します。
例) 9.2.0

officialVersion

officialバージョンを指定します。

×

patch

パッチ情報です。

×

適用済みパッチ情報を、イメージ情報に指定します。

license

string
UTF-8

85文字以内

ソフトウェアのライセンス情報を指定します。

categoryの項目に「OS」を指定した場合、Windows OSのプロダクトキーを指定します。Linux OSの場合は指定できません。
・仮想化ソフトがVMwareの場合
Windows Server 2003の場合、Windows OSのプロダクトキーを指定します。
例)
XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX
Windows Server 2003以外の場合は、「」(空文字列)を指定します。
・仮想化ソフトがHyper-Vの場合
Windows OSのプロダクトキーを指定します。
例)
XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX

support

string
UTF-8

85文字以内

ソフトウェアのサポート情報を指定します。

productId

ソフトウェアのプロダクトIDを指定します。

×

必須欄の記号は、以下を意味しています。

○:タグを指定した場合は、必ず値を指定してください。

△:値は省略可能です。

×:値の設定は不要です。タグだけの指定です。