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Systemwalker Software Configuration Manager V14g 運用ガイド
Systemwalker

2.3.1 事前準備

テンプレート管理者が管理者ビューを使用するには、最初にテンプレート管理者のロールの設定およびユーザー登録をする必要があります。

ここでは、テンプレート管理者が管理者ビューを使用できるようにするための設定手順について説明します。

設定手順

  1. ロールの追加

  2. 保護パスの設定

  3. 業務システムの更新

2.3.1.1 ロールの追加

Interstageシングル・サインオンへテンプレート管理者のロールを追加設定します。

ロールの追加手順は、以下のとおりです。

  1. テンプレート管理者のロールを定義したLDIFファイルを作成します。

    以下の環境を例に説明します。

    • 公開ディレクトリ : ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

      dn: cn=CFMGTemplateAdmin,ou=Role,ou=SSO ACI,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com
      objectClass: ssoRole
      objectClass: top
      cn: CFMGTemplateAdmin

  2. ldapmodifyコマンドに手順1 で作成したファイルを指定し、Interstageシングル・サインオンへロールを追加します。

    ldapmodifyコマンドの詳細については、『Interstage Application Server/Interstage Web Serverリファレンスマニュアル (コマンド編)』の「ldapmodify」を参照してください。

    以下の環境を例に説明します。

    • SSOリポジトリのポート番号 : 389

    • 管理者用DN : cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

    【Windows】

    ldapmodify -p 389 -D "cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com" -w <管理者用DNのパスワード> -a 
    -f <作成したLDIFファイル名>

    【Linux】

    # /opt/FJSVirepc/bin/ldapmodify -p 389 -D "cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com" -w <管理者用DNのパスワード> 
    -a -f <作成したLDIFファイル名>

  3. Interstage管理コンソールを起動します。

    Interstage管理コンソールの起動手順は、以下のとおりです。

    【Windows】

    [スタート]メニューから[すべてのプログラム]-[Interstage]-[Application Server]-[Interstage管理コンソール]を選択します。

    【Linux】

    1. Webブラウザを起動します。

    2. Interstage管理コンソールのURLを指定します。

      以下にURLの形式を示します。

      [SSL暗号化通信を使用しない場合]

      http://[ホスト名]:[ポート番号]/IsAdmin/

      [SSL暗号化通信を使用する場合]

      https://[ホスト名]:[ポート番号]/IsAdmin/
    3. Interstage管理コンソールにログインします。


  4. 追加したロール情報をリポジトリサーバに反映します。

    [システム]-[セキュリティ]-[シングル・サインオン]-[認証基盤]-[リポジトリサーバ]-[ロール情報の更新]タブを選択して、[更新]ボタンをクリックします。

2.3.1.2 保護パスの設定

Interstage管理コンソールを使用して、以下の手順で保護パスを設定します。

  1. Interstage管理コンソールを起動します。

    Interstage管理コンソールの起動手順については、「2.3.1.1 ロールの追加」を参照してください。

  2. 保護パスの「/managerview/」にテンプレート管理者のロールを設定します。

    1. [システム]-[セキュリティ]-[シングル・サインオン]-[認証基盤]-[リポジトリサーバ]-[保護リソース]-[管理サーバのFQDN:80]-[保護パス]-[/managerview/]を選択します。

    2. CFMGTemplateAdminの「ロール/ロールセット」をチェックします。

    3. [適用]ボタンをクリックします。

2.3.1.3 業務システムの更新

Interstage管理コンソールを使用して、以下の手順で業務システムのアクセス制御情報を更新します。

  1. Interstage管理コンソールを起動します。

    Interstage管理コンソールの起動手順については、「2.3.1.1 ロールの追加」を参照してください。

  2. ロール定義および保護リソースの変更を業務システムに反映します。

    [システム]-[セキュリティ]-[シングル・サインオン]-[業務システム]-[Business001]-[アクセス制御情報の更新]タブを選択して、[更新]ボタンをクリックします。