CFMG APIの環境構築の手順を説明します。CFMG APIを利用する場合は、以下の手順を行ってください。
注意
事前に以下のファイルが存在することを確認してください。
【Windows】
・<本製品のインストール先>\config\api_config.xml ・<本製品のインストール先>\config\api_log4j.xml ・<本製品のインストール先>\pkg\cfmgapi.war
【Linux】
・/etc/opt/FJSVcfmg/config/api_config.xml ・/etc/opt/FJSVcfmg/config/api_log4j.xml ・/opt/FJSVcfmg/pkg/cfmgapi.war
ログの出力先を変更する場合は、『運用ガイド』の「管理サーバ上のログ」-「ログの出力先変更手順」を参照して設定を行ってください。
以下の手順で、環境設定ファイルを編集します。
CFMG APIの設定ファイルを編集します。
【Windows】
エディタで以下のファイルを開きます。
<本製品のインストール先>\config\api_config.xml
【Linux】
/etc/opt/FJSVcfmg/config/api_config.xml
以下の値を設定します。
ldap-admin-dn:<管理者用DN> ldap-admin-password:<管理者用DNのパスワード> ldap-server:<LDAPサーバのURL> (注)
注)デフォルトでは値が設定されています。変更の必要がある場合に、設定してください。
設定例は以下のとおりです。
例
<entry key="ldap-admin-dn">cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com</entry>
<entry key="ldap-admin-password">password</entry>
<entry key="ldap-server">ldap://localhost:389</entry>
CFMG APIを利用するにあたって、CFMG API認証用のロールおよびユーザーを登録する必要があります。
以下の手順で行います。
例
userID: cfmgapiuser
userPassword: cfmgapiuser
LDIFファイルを作成します。
LDIFファイルについては、『Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド』の「データの作成」を参照してください。
role_apiuser.ldif(ロール追加用)およびapiuser.ldif(ユーザー追加用)を、それぞれ以下の情報を元に作成してください。
role_apiuser.ldif
dn: cn=CFMGAPIUser,ou=Role,ou=SSO ACI,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com objectClass: ssoRole objectClass: top cn:CFMGAPIUser
apiuser.ldif
dn: cn= cfmgapiuser,ou=Operators,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com changetype: add objectClass: ssouser objectClass: inetOrgPerson cn: cfmgapiuser sn: cfmgapiuser uid: cfmgapiuser userPassword: cfmgapiuser ssoRoleName: CFMGAPIUser mail: test@local
注意
ユーザーIDおよびパスワードは、以下の値を書き換えてください。
なお、書き換え時にはCRLFの改行コードが入らないようにご注意ください。
ユーザーID : cn、sn、uid
パスワード : userPassword
本製品をインストールしたサーバ上で、以下のコマンドを実行し、CFMG API利用者のロールを追加します。
【Windows】
ldapmodify -H ldap://<Interstageディレクトリサービスのホスト名>:389 -D "<管理者用DN>" -w <管理者用DNのパスワード> -a -f \tmp\tmp_ldif\role_apiuser.ldif (注)
【Linux】
/opt/FJSVirepc/bin/ldapmodify -H ldap://<Interstageディレクトリサービスのホスト名>:389 -D "<管理者用DN>" -w <管理者用DNのパスワード> -a -f /root/tmp_ldif/role_apiuser.ldif (注)
注)<管理者用DN>には「設定ファイルの編集」で取得したldap-admin-dnの値を設定してください。<管理者用DNのパスワード>には「設定ファイルの編集」で取得したldap-admin-passwordの値を設定してください。
以下のコマンドを実行し、CFMG API利用者を登録します。
【Windows】
ldapmodify -H ldap://<Interstageディレクトリサービスのホスト名>:389 -D "<管理者用DN>" -w <管理者用DNのパスワード> -a -f \tmp\tmp_ldif\apiuser.ldif (注)
【Linux】
/opt/FJSVirepc/bin/ldapmodify -H ldap:<Interstageディレクトリサービスのホスト名>:389 -D "<管理者用DN>" -w <管理者用DNのパスワード> -a -f /root/tmp_ldif/apiuser.ldif (注)
注)<管理者用DN>には「設定ファイルの編集」で取得したldap-admin-dnの値を設定してください。<管理者用DNのパスワード>には「設定ファイルの編集」で取得したldap-admin-passwordの値を設定してください。
Interstage管理コンソールを起動します。
Interstage管理コンソールの起動手順は以下のとおりです。
【Windows】
[スタート]メニューから[すべてのプログラム]-[Interstage]-[Application Server]-[Interstage管理コンソール]を選択します。
【Linux】
Webブラウザを起動します。
Interstage管理コンソールのURLを指定します。
以下にURLの形式を示します。
(SSL暗号化通信を使用しない場合)
http://[ホスト名]:[ポート番号]/IsAdmin/
(SSL暗号化通信を使用する場合)
https://[ホスト名]:[ポート番号]/IsAdmin/
Interstage管理コンソールにログインします。
[システム]-[サービス]-[Webサーバ]を選択します。
「新規作成」タブをクリックします。
以下の値を設定します。
Webサーバ名に「CFMG-API」を指定
ポート番号に「CFMG APIが動作するポート番号」を指定。(デフォルトは8014です。)
[作成]ボタンをクリックします。
[システム]-[サービス]-[Webサーバ]-[CFMG-API]を選択します。
「状態」タブをクリックします。
[起動]ボタンをクリックします。
以下の手順で、ワークユニットを作成します。
Interstage管理コンソールから以下を選択します。
[システム]-[ワークユニット]
「新規作成」タブをクリックします。
以下の設定を実施します。
ワークユニット名に「CFMG_API」を指定します。
「詳細設定」をクリックします。
「Webサーバコネクタ(コネクタ)設定」をクリックします。
「Webサーバ/Webサーバのバーチャルホスト」に「CFMG-API」を選択します。
「ワークユニット設定」をクリックします。
「JavaVMオプション」に以下を追加します。
【Windows】
「-Dlog4j.configuration=file:<本製品のインストール先>\config\api_log4j.xml -Dapi.configuration=<本製品のインストール先>\config\api_config.xml」
(最初から設定されている文字列のあとに半角スペースを入れ、上記の文字列をコピー&ペーストしてください。)
デフォルト値は以下となります。
「-Xms16m -Xmx256m -Dlog4j.configuration=file: <本製品のインストール先>\config\api_log4j.xml -Dapi.configuration=<本製品のインストール先>\config\api_config.xml」
【Linux】
「-Dlog4j.configuration=file:/etc/opt/FJSVcfmg/config/api_log4j.xml -Dapi.configuration=/etc/opt/FJSVcfmg/config/api_config.xml」
(最初から設定されている文字列のあとに半角スペースを入れ、上記の文字列をコピー&ペーストしてください。)
デフォルト値は以下となります。
「-Xms16m -Xmx256m -Dlog4j.configuration=file:/etc/opt/FJSVcfmg/config/api_log4j.xml -Dapi.configuration=/etc/opt/FJSVcfmg/config/api_config.xml」
[作成]ボタンをクリックします。
以下の手順で、Webアプリの配備を実施します。
参考
1.3.8.5 ワークユニットの作成の操作後、何もしていない場合は手順1.の操作は不要です。
Interstage管理コンソールから以下を選択します。
[システム]-[ワークユニット]-[CFMG_API]
[ワークユニット]のページで「配備」タブをクリックします。
「配備ファイル」に「サーバ上に格納されているファイルを配備する」が選択されていることを確認し、「cfmgapi.war」を、Webアプリケーションの格納場所に記載しているフルパスの情報で指定します。
[配備]ボタンをクリックします。
Webアプリケーションの格納場所
【Windows】
<本製品のインストール先>\pkg\cfmgapi.war
【Linux】
/opt/FJSVcfmg/pkg/cfmgapi.war
以下の手順で、ワークユニットを起動します。
参考
1.3.8.6 Webアプリの配備の操作後、何もしていない場合は手順1.の操作は不要です。
Interstage管理コンソールから以下を選択します。
[システム]-[ワークユニット]-[CFMG_API]
[ワークユニット]のページで「操作」タブをクリックします。
[起動]ボタンをクリックします。
以下のURLでCFMG APIが実行できます。
http://<CFMG APIが動作しているサーバ>:<ポート番号(注)>/cfmgapi/endpoint
注)ポート番号のデフォルトは、8014です。