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Systemwalker Software Configuration Manager V14g 導入ガイド
Systemwalker

1.3.8 CFMG APIの環境構築

CFMG APIの環境構築の手順を説明します。CFMG APIを利用する場合は、以下の手順を行ってください。

注意

事前に以下のファイルが存在することを確認してください。

【Windows】

・<本製品のインストール先>\config\api_config.xml
・<本製品のインストール先>\config\api_log4j.xml
・<本製品のインストール先>\pkg\cfmgapi.war

【Linux】

・/etc/opt/FJSVcfmg/config/api_config.xml
・/etc/opt/FJSVcfmg/config/api_log4j.xml
・/opt/FJSVcfmg/pkg/cfmgapi.war
  1. ログ出力先の設定

  2. 環境設定ファイルの編集

  3. CFMG API認証用ロールおよびユーザーの登録

  4. Webサーバの作成

  5. ワークユニットの作成

  6. Webアプリの配備

  7. ワークユニットの起動

1.3.8.1 ログ出力先の設定

ログの出力先を変更する場合は、『運用ガイド』の「管理サーバ上のログ」-「ログの出力先変更手順」を参照して設定を行ってください。

1.3.8.2 環境設定ファイルの編集

以下の手順で、環境設定ファイルを編集します。

  1. CFMG APIの設定ファイルを編集します。

    【Windows】

    エディタで以下のファイルを開きます。

    <本製品のインストール先>\config\api_config.xml

    【Linux】

    /etc/opt/FJSVcfmg/config/api_config.xml

    以下の値を設定します。

    ldap-admin-dn:<管理者用DN>
    ldap-admin-password:<管理者用DNのパスワード>
    ldap-server:<LDAPサーバのURL> (注)

    注)デフォルトでは値が設定されています。変更の必要がある場合に、設定してください。

    設定例は以下のとおりです。

    <entry key="ldap-admin-dn">cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com</entry>

    <entry key="ldap-admin-password">password</entry>

    <entry key="ldap-server">ldap://localhost:389</entry>

1.3.8.3 CFMG API認証用ロールおよびユーザーの登録

CFMG APIを利用するにあたって、CFMG API認証用のロールおよびユーザーを登録する必要があります。

以下の手順で行います。

userID: cfmgapiuser

userPassword: cfmgapiuser

  1. LDIFファイルを作成します。

    LDIFファイルについては、『Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド』の「データの作成」を参照してください。

    role_apiuser.ldif(ロール追加用)およびapiuser.ldif(ユーザー追加用)を、それぞれ以下の情報を元に作成してください。

    • role_apiuser.ldif

      dn: cn=CFMGAPIUser,ou=Role,ou=SSO ACI,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com
      objectClass: ssoRole
      objectClass: top
      cn:CFMGAPIUser
    • apiuser.ldif

      dn: cn= cfmgapiuser,ou=Operators,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com
      changetype: add
      objectClass: ssouser
      objectClass: inetOrgPerson
      cn: cfmgapiuser
      sn: cfmgapiuser
      uid: cfmgapiuser
      userPassword: cfmgapiuser
      ssoRoleName: CFMGAPIUser
      mail: test@local

    注意

    ユーザーIDおよびパスワードは、以下の値を書き換えてください。

    なお、書き換え時にはCRLFの改行コードが入らないようにご注意ください。

    ユーザーID : cn、sn、uid

    パスワード : userPassword

  2. 本製品をインストールしたサーバ上で、以下のコマンドを実行し、CFMG API利用者のロールを追加します。

    【Windows】

    ldapmodify -H ldap://<Interstageディレクトリサービスのホスト名>:389 -D "<管理者用DN>" -w <管理者用DNのパスワード> -a -f \tmp\tmp_ldif\role_apiuser.ldif (注)

    【Linux】

    /opt/FJSVirepc/bin/ldapmodify -H ldap://<Interstageディレクトリサービスのホスト名>:389 -D "<管理者用DN>" -w <管理者用DNのパスワード> -a -f /root/tmp_ldif/role_apiuser.ldif (注)

    注)<管理者用DN>には「設定ファイルの編集」で取得したldap-admin-dnの値を設定してください。<管理者用DNのパスワード>には「設定ファイルの編集」で取得したldap-admin-passwordの値を設定してください。

  3. 以下のコマンドを実行し、CFMG API利用者を登録します。

    【Windows】

    ldapmodify -H ldap://<Interstageディレクトリサービスのホスト名>:389 -D "<管理者用DN>" -w <管理者用DNのパスワード> -a -f \tmp\tmp_ldif\apiuser.ldif (注)

    【Linux】

    /opt/FJSVirepc/bin/ldapmodify -H ldap:<Interstageディレクトリサービスのホスト名>:389 -D "<管理者用DN>" -w <管理者用DNのパスワード> -a -f /root/tmp_ldif/apiuser.ldif (注)

    注)<管理者用DN>には「設定ファイルの編集」で取得したldap-admin-dnの値を設定してください。<管理者用DNのパスワード>には「設定ファイルの編集」で取得したldap-admin-passwordの値を設定してください。

1.3.8.4 Webサーバの作成

  1. Interstage管理コンソールを起動します。

    Interstage管理コンソールの起動手順は以下のとおりです。

    【Windows】

    [スタート]メニューから[すべてのプログラム]-[Interstage]-[Application Server]-[Interstage管理コンソール]を選択します。

    【Linux】

    1. Webブラウザを起動します。

    2. Interstage管理コンソールのURLを指定します。

      以下にURLの形式を示します。
      (SSL暗号化通信を使用しない場合)

      http://[ホスト名]:[ポート番号]/IsAdmin/

      (SSL暗号化通信を使用する場合)

      https://[ホスト名]:[ポート番号]/IsAdmin/
    3. Interstage管理コンソールにログインします。

  2. [システム]-[サービス]-[Webサーバ]を選択します。

  3. 「新規作成」タブをクリックします。

  4. 以下の値を設定します。

    • Webサーバ名に「CFMG-API」を指定

    • ポート番号に「CFMG APIが動作するポート番号」を指定。(デフォルトは8014です。)

  5. [作成]ボタンをクリックします。

  6. [システム]-[サービス]-[Webサーバ]-[CFMG-API]を選択します。

  7. 「状態」タブをクリックします。

  8. [起動]ボタンをクリックします。

1.3.8.5 ワークユニットの作成

以下の手順で、ワークユニットを作成します。

  1. Interstage管理コンソールから以下を選択します。

    [システム]-[ワークユニット]

  2. 「新規作成」タブをクリックします。

  3. 以下の設定を実施します。

    1. ワークユニット名に「CFMG_API」を指定します。

    2. 「詳細設定」をクリックします。

    3. 「Webサーバコネクタ(コネクタ)設定」をクリックします。

    4. 「Webサーバ/Webサーバのバーチャルホスト」に「CFMG-API」を選択します。

    5. 「ワークユニット設定」をクリックします。

    6. 「JavaVMオプション」に以下を追加します。

      【Windows】

      「-Dlog4j.configuration=file:<本製品のインストール先>\config\api_log4j.xml -Dapi.configuration=<本製品のインストール先>\config\api_config.xml」

      (最初から設定されている文字列のあとに半角スペースを入れ、上記の文字列をコピー&ペーストしてください。)

      デフォルト値は以下となります。

      「-Xms16m -Xmx256m -Dlog4j.configuration=file: <本製品のインストール先>\config\api_log4j.xml -Dapi.configuration=<本製品のインストール先>\config\api_config.xml」

      【Linux】

      「-Dlog4j.configuration=file:/etc/opt/FJSVcfmg/config/api_log4j.xml -Dapi.configuration=/etc/opt/FJSVcfmg/config/api_config.xml」

      (最初から設定されている文字列のあとに半角スペースを入れ、上記の文字列をコピー&ペーストしてください。)

      デフォルト値は以下となります。

      「-Xms16m -Xmx256m -Dlog4j.configuration=file:/etc/opt/FJSVcfmg/config/api_log4j.xml -Dapi.configuration=/etc/opt/FJSVcfmg/config/api_config.xml」
  4. [作成]ボタンをクリックします。

1.3.8.6 Webアプリの配備

以下の手順で、Webアプリの配備を実施します。

参考

1.3.8.5 ワークユニットの作成の操作後、何もしていない場合は手順1.の操作は不要です。

  1. Interstage管理コンソールから以下を選択します。

    [システム]-[ワークユニット]-[CFMG_API]

  2. [ワークユニット]のページで「配備」タブをクリックします。

  3. 「配備ファイル」に「サーバ上に格納されているファイルを配備する」が選択されていることを確認し、「cfmgapi.war」を、Webアプリケーションの格納場所に記載しているフルパスの情報で指定します。

  4. [配備]ボタンをクリックします。

Webアプリケーションの格納場所

【Windows】

<本製品のインストール先>\pkg\cfmgapi.war

【Linux】

/opt/FJSVcfmg/pkg/cfmgapi.war

1.3.8.7 ワークユニットの起動

以下の手順で、ワークユニットを起動します。

参考

1.3.8.6 Webアプリの配備の操作後、何もしていない場合は手順1.の操作は不要です。

  1. Interstage管理コンソールから以下を選択します。

    [システム]-[ワークユニット]-[CFMG_API]

  2. [ワークユニット]のページで「操作」タブをクリックします。

  3. [起動]ボタンをクリックします。

    以下のURLでCFMG APIが実行できます。

    http://<CFMG APIが動作しているサーバ>:<ポート番号(注)>/cfmgapi/endpoint

    注)ポート番号のデフォルトは、8014です。