本製品では、構成情報を管理するための基盤としてCMDB(Configuration Management Database)を提供します。CMDBは、ITシステムの運用管理に必要な構成情報を、構成アイテムという単位で管理するデータベースです。構成アイテムごとの構成要素(属性)や、構成アイテム間の関係、ベースラインを管理することができます。
本製品が提供するCMDBでは、一つの構成アイテムを「設計レコード(expected record)」と「実態レコード(observed record)」の二つのレコードで表現します。この二つのレコードを比較することにより、システムが計画どおりに変更されているかどうかを確認することができます。また、これらの情報を横断的に検索できますので、日々の調査や集計作業を効率化することができます。
下図に構成アイテムと設計/実態レコードの関係、及び提供機能の関係を示します(矢印はその関係を示しています)。
上図に示すように、CMDBは、マネージャ、コマンド、エージェント、構成アイテム操作画面で構成されます。本節では、CMDBが提供する機能のうち、エージェントおよびCMDBコマンドについて説明します。
エージェントによる実態レコードの収集
CMDBコマンドによる構成アイテムの入出力
ポイント
構成アイテム操作画面については“Systemwalker IT Change Manager 利用者ガイド”を参照してください。