Systemwalker IT Change Managerの運用は、以下の流れに沿って進めてください。
運用準備を行うための利用者情報の登録
運用フローの作成、CIの設計など運用準備を実施する人の利用者情報を登録します。利用者情報の登録方法は、“Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド”の“ユーザー定義管理”を参照してください。
運用フローと電子フォームの設計/作成
Systemwalker IT Change Managerを利用して行う運用を設計します。ここで言う“運用の設計”とは以下の事を指します。
作業の流れと個々の作業を誰が実施するのかを決めます。
作業の流れは“運用フロー作成ツール”を使って、運用フローデータ化します。運用フロー設計ツールの利用方法は、“Systemwalker IT Change Manager カスタマイズガイド”を参照してください。
個々の作業時に入力/表示する項目と内容を決めます。
入力/表示する項目は、“電子帳票作成ツール”を使って、電子フォーム化します。電子帳票作成ツール“の利用方法は、“Systemwalker IT Change Manager カスタマイズガイド”を参照してください。
作成した運用フローと電子フォームをプロセス管理サーバに登録します。
プロセス管理クライアントで作成した、運用フローと電子フォームをプロセス管理サーバに登録します。
詳細については、“運用フローの登録手順”を参照してください。
運用を行うための利用者情報の登録
運用フローを使って運用の申請・承認を実施する人、構成情報の参照を行う人、など運用を実施する人の利用者情報を登録します。利用者情報の登録方法は、“Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド”の“ユーザー定義管理”を参照してください。
構成情報のディスカバリ
管理する構成情報を稼働環境から収集してCMDBに格納します。アプリケーションの変更管理運用を行う場合もこの作業は必要です。構成情報のディスカバリの方法は、“Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド”の“構成情報の管理”を参照してください。
構成ベースラインの作成
CMDBに格納した構成情報を確認し、問題がなければ、この構成情報を“正式に合意され、今後の変更のベースとなる構成情報”としてCMDBに保存します。この情報を構成ベースラインと呼びます。構成ベースラインは、“構成ベースライン作成コマンド”を使用して作成します。構成ベースライン作成コマンドは、“Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド”の“コマンドリファレンス”を参照してください。
電子フォームを使った作業申請
一般端末を使用して、サービス要求の申請、アプリケーション変更の申請を行います。これらの申請を起点に“運用の設計”で決めた運用フローが起動します。
以降は、各利用者が一般端末を使用して、申請伝票の承認や申請伝票の状態参照などの運用を行います。
構成の確認
稼働環境からの構成情報を定期的に収集し、稼働環境の最新構成情報の把握や、稼働環境の構成が変更されていないかのチェック、など構成管理としての運用を行います。
監査
定期的(例えば月に一回)に、作業手順が規定されたものに則っていること、稼働環境の構成変更が正しい手順で実施されていることを監査し、稼働環境が正しい環境で動作していることを証明します。
詳細については、“監査の手順”を参照してください。