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ETERNUS SF Express V14.2 ユーザーズガイド

B.3.1 作業の流れ

図B.5 ECの流れ

表B.1 ECのセション操作とExpressで使用するコマンドとの関係

セション操作

Expressで使用するコマンド

開始

acec start

一時中断

acec suspend

再開

acec resume

反転

acec reverse

停止

acec cancel

開始

ECのセションを開始します。コピー元のパラメーターで指定したデータを、すべてコピーします。

一時中断

ECのセションを一時中断します。コピー先ボリュームの読み込みや書き込みができます。
ECのセションが等価性維持状態のときだけ、一時中断できます。

停止状態とは異なり、コピー元ボリュームとコピー先ボリュームの変更が記録され続けます。

再開

一時中断状態のECのセションを再開します。一時中断中にあったコピー元ボリュームのすべての変更をコピー先ボリュームに反映し、等価状態にします。

セションを再開することで、等価状態にするために差分コピーをします。差分コピーは全面コピーよりもコピーする量が少ないため、セションの開始よりもコピーにかかる時間を短縮することができます。

しかし、ECのセションが一時中断状態のときにコピー先ボリュームのデータだけ変更すると、セションを再開することで、コピー先ボリュームで変更したデータはすべて失われます。

コンカレントサスペンド

複数のEC/RECセションを同時にサスペンドする、ETERNUS ディスクアレイの機能です。

この機能によって、複数のボリュームで構成されたデータベースなどが、整合性のとれた状態で容易にコピーできます。

反転

ECのセションのコピー方向を反転します。
ECのセションが一時中断状態のときだけ実行できます。

停止

ECのセションを停止します。

以下のどれかの場合にECのセションを停止するときは、ミラーリングが不完全な状態です。ECのセション停止後に、コピー先ボリュームを使用することができません。

以下のどれかの場合にECのセションを停止するときは、ミラーリングが完了しています。ECのセション停止後に、コピー先ボリュームを使用することができます。