ページの先頭行へ戻る
ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 リファレンスガイド

1.6.1 rcxadm user

名前

【Windows】
インストールフォルダ\Manager\bin\rcxadm user - ユーザーの操作

【Linux】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm user - ユーザーの操作


形式

rcxadm user create -file file.xml
rcxadm user create -name name {-passwd password|-passwd_file password_file} [-label label] [-comment comment] [-usergroup usergroup] [-role scope=role[,scope=role,...]]
rcxadm user list [-format text|xml|ldif]
rcxadm user show -name name rcxadm user modify -name name -file file.xml rcxadm user modify -name name {[-new_name newname] [-label label] [-comment comment] [-usergroup usergroup] {-passwd password |-passwd_file password_file} [-role scope=role[,scope=role,...]}
rcxadm user delete -name name

機能説明

rcxadm userは、ユーザーの登録、パスワードの変更、権限レベルの変更、ユーザーの削除、ユーザーごとの操作およびアクセス範囲の制限を行うコマンドです。


サブコマンド

create

ユーザーを作成します。

list

ユーザーの一覧情報をテキスト形式、XML形式、またはLDIFで表示します。テキスト形式またはXML形式の場合、以下の情報を表示します。

表1.58 ユーザーの情報

項目名

内容

NAME

ユーザー名

USERGROUP

ユーザーが所属するユーザーグループ名

LABEL

ユーザーのラベル

ROLE

ユーザーのアクセス範囲とロール

"アクセス範囲=ロール"で表示され、複数ある場合は、カンマで区切って表示されます。

LDIFは、内部認証機構からディレクトリサービスへ、ユーザー情報を移行する場合に必要です。LDIFを指定した場合、ユーザー名およびユーザーのアクセス範囲とロールが出力されます。ユーザーグループ情報のLDIFは、rcxadm usergroupコマンドを使用して出力してください。

show

指定されたユーザーの詳細情報をテキスト形式で表示します。

以下の情報が表示されます。

表1.59 ユーザーの詳細情報

項目名

内容

NAME

ユーザー名

USERGROUP

ユーザーが所属するユーザーグループ名

LABEL

ユーザーのラベル

COMMENT

ユーザーのコメント

ROLE[num]

ユーザーのアクセス範囲とロール

numには0から始まる数値が表示され、複数ある場合は、カンマで区切って表示されます。

modify

指定されたユーザーのユーザー名、ラベル、コメント、ユーザーグループ、パスワード、操作およびアクセス範囲を変更します。

delete

指定されたユーザーを削除します。


オプション

-file file.xml

file.xmlには、登録または変更する1つのユーザーの属性を定義したXMLファイルを指定します。
list -format xmlの出力結果を利用して、複数のユーザーを一括して登録または変更できません。
XMLファイルの定義については、「2.6 ユーザー」を参照してください。

-name name

nameには、ユーザー名を指定します。

-label label

labelには、ユーザーのラベルを指定します。

-comment comment

commentには、ユーザーのコメントを指定します。

-usergroup usergroup

usergroupには、ユーザーをまとめて設定するためのユーザーグループを指定します。

-passwd password

passwordには、ユーザーのパスワードを指定します。

-passwd_file password_file

password_fileには、ユーザーのパスワードファイルを指定します。管理サーバを管理者以外のユーザーが利用できる場合、ほかのユーザーの発行したコマンドの引数が参照できるため、-passwdコマンドのように引数でパスワードを指定するのは危険です。-passwd_fileを利用してください。
パスワードを定義したファイルには、1行ごとにユーザー名とパスワードを","で区切って並べてください。-nameで指定したユーザー名の行に書かれているパスワードを登録します。

-role scope=role,...

scopeには、アクセス範囲として、オーケストレーションツリー上のリソースフォルダー、リソースプール、リソースの名前を指定します。リソースフォルダー内のリソースは、リソースフォルダー名のあとにスラッシュ("/")とリソース名を記述します。アクセス範囲には、リソースフォルダー名またはリソース名を指定します。アクセス範囲の制限を行わない場合は、アクセス範囲を省略するか、"all"を指定します。roleには、標準で提供する最も適切なロールを指定します。アクセス範囲とロールはカンマ(",")で区切って複数を列挙できます。

  • supervisor(特権管理者)

  • administrator (管理者)

  • operator (オペレーター)

  • monitor (監視者)

  • service_admin (業務管理者)

  • lserver_operator (L-Serverオペレーター)

  • lserver_monitor (L-Server監視者)

  • infra_admin (インフラ管理者)

  • infra_operator (インフラオペレーター)

-format text|xml|ldif

表示形式を指定します。text、xml、またはldifを指定できます。

-formatを省略するとテキスト形式で表示されます。

-new_name newname

newnameには、変更後のユーザー名を指定します。


使用例