物理サーバの場合とサーバ仮想化ソフトウェア製品を利用している場合で異なります。
物理サーバの場合
「1.4 ハードウェア環境」の「表1.27 必須ハードウェア条件」に記載されているハードウェアを利用している場合のほか、以下の場合にサーバとストレージを管理できます。利用していない場合、サーバだけを管理できます。
「1.4 ハードウェア環境」の「表1.29 物理サーバ上のL-Serverと接続できるストレージ装置」に記載されたストレージ装置を利用している。
「1.4 ハードウェア環境」の「表1.30 物理サーバ上のL-ServerとETERNUSストレージ、NetAppストレージ、EMC CLARiXストレージ、およびEMC Symmetrix DMXストレージを接続する場合に使用できるファイバーチャネルスイッチ」を利用している。
「1.3.2.2 必須ソフトウェア」に記載されているストレージ管理製品を利用して、ストレージ装置を管理している。
1つの物理サーバに対して、AffinityGroupを1つで運用している。
仮想マシンの場合
サーバ仮想化ソフトウェア製品によって異なります。以下の場合、サーバとストレージを管理できます。
【VMware】
VMware vCenter Serverにより、仮想マシンを管理している。
VMFSを利用している。
VMwareがサポートするストレージのうち、サーバの内蔵ディスクやiSCSIストレージを除いたSANストレージを利用している。
システムディスクにSCSI:0:0を利用している。
データディスクに以下のデバイスパスを利用している。
SCSI:0:1~SCSI:0:6
SCSI:0:8~SCSI:0:14
SCSI:1:0~SCSI:1:6
SCSI:1:8~SCSI:1:14
SCSI:2:0~SCSI:2:6
SCSI:2:8~SCSI:2:14
SCSI:3:0~SCSI:3:6
SCSI:3:8~SCSI:3:14
注意
VMFS以外のパススルーデバイスやRaw Device Mappingを利用する場合や上記デバイスパス以外を利用する場合は、サーバだけ管理できます。
上記デバイスパス以外のディスクは、ディスク番号に56以降の番号を割り当てます。
L-Serverを配備する際のクローニングマスタを採取する場合、システムディスクにSCSI:0:0を使用してください。
【Hyper-V】
SCVMMにより仮想マシンを管理している。
MSFCがVMホストに追加されている。
クラスタの共有ボリュームとしてクラスタディスクが設定されている。
クラスタディスクとして、SANボリュームが設定されている。
Hyper-Vがサポートするストレージのうち、サーバの内蔵ディスクやiSCSIストレージを除いたSANストレージを利用している。
システムディスクにIDE:0:0を利用している。
データディスクに以下のデバイスパスを利用している。
SCSI:0:1~SCSI:0:14
SCSI:1:0~SCSI:1:14
SCSI:2:0~SCSI:2:14
SCSI:3:0~SCSI:3:14
注意
パススルーディスク、差分ディスクを利用している場合や上記デバイスパス以外を利用している場合は、サーバだけ管理できます。
上記デバイスパス以外のディスクは、ディスク番号に60以降の番号を割り当てます。
L-Serverを配備する際のクローニングマスタを採取する場合は、システムディスクにIDE:0:0を使用してください。