Oracle VMの仮想マシンを本製品のL-Serverとして作成および管理するには、セットアップのための事前準備が必要です。
Oracle VM環境の事前準備については、オラクル社の「Oracle VM Managerユーザーズ・ガイド」および「Oracle VM Serverユーザーズ・ガイド」を参照してください。
以下のURLから該当するバージョンのドキュメントを参照してください。
URL: http://www.oracle.com/technology/global/jp/documentation/vm.html (2011年7月時点) |
セットアップのための事前準備(サーバ)
「3.1 サーバ環境の事前準備」の作業に加えて、以下の作業が必要です。
VIOMの設定
I/O仮想化を利用する場合、VIOMの設定が必要です。
Oracle VM Server for x86のインストールおよびセットアップ
物理サーバにインストールする場合、サーバ仮想化ソフトウェア製品のマニュアルを参照してください。
L-ServerにVMホストを導入する場合、「付録K 物理L-Serverに対するVMホストの導入」を参照してください。
Oracle VM Managerのインストールおよびセットアップ
VMホストおよびL-Serverの管理に必要です。
サーバ-・プールの構成
L-Serverの配備先として利用するVMホストを含むサーバ-・プールを構成してください。
サーバー・プールの構成については、オラクル社の「Oracle VM Serverユーザーズ・ガイド」を参照してください。
高可用性の設計および設定
L-Serverを冗長化する場合、サーバプールで高可用性を有効にします。
SSH接続の設定
本製品の管理サーバからVMホストに対し、管理LANを利用してSSH接続できるように設定してください。
セットアップのための事前準備(ストレージ)
以下の確認をしてください。
ドメイン0に割り当てるボリューム(LUN)が作成済みである
LUNはL-Serverに割り当てる大きさ以上にしてください。
ゾーニング、アフィニティが設定済みである
セットアップのための事前準備(ネットワーク)
以下の確認をしてください。
管理LANと業務LANの構成が設計済みである
管理LANのネットワーク環境が設定済みである
ネットワークリソースに割り当てるVLAN IDが設計済みである
ブリッジが事前に設定済みである
IBPを利用する場合
仮想L-Serverの場合、VIOMに関係なく業務LANと管理LANで使用するIBPのアップリンクセットを1つずつ作成したあと、VMホストに接続してください。アップリンクセットの名前とネットワークリソースの名前を同じにする必要はありません。
ブリッジの作成
L-Serverがネットワークに接続するために、ドメイン0上でブリッジが必要です。
ブリッジはデフォルトで設定されていますが、変更する場合、オラクル社の「Oracle VM Serverユーザーズ・ガイド」を参照してください。