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ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド

5.2.6 サーバ管理ソフトウェアを使用しないサーバ

仮想L-Serverを作成するには、事前に定義ファイルを作成し、構成情報(CPUコア総数、CPU周波数、メモリ容量など)を定義したあとで、管理対象サーバを登録します。定義ファイルを作成する前に、対象のサーバを本製品に登録した場合、または、本製品に登録済みのサーバに対して、定義ファイルに記述した構成情報(CPUコア総数、CPU周波数、メモリ容量など)を変更する場合、定義ファイル作成後にハードウェア情報を本製品に再設定します。詳細は、「1.9.3 ハードウェア保守」を参照してください。

注意

定義ファイルに記述した値と、実際のサーバの構成情報が異なる場合、仮想L-Serverの作成または起動に失敗する、または誤ったCPUとメモリ情報で仮想マシンが配備される可能性があります。

必ず、定義ファイルに記述した値と、実際のサーバの構成情報が同じであるか確認してください。

定義ファイルの格納場所

【Windows】
インストールフォルダー\Manager\etc\customize_data

【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

定義ファイルの名前

server_spec.rcxprop

文字コード

【Windows】

  • Shift-JIS

【Linux】

  • UTF-8

改行コード

【Windows】

  • CR/LF

【Linux】

  • LF

定義ファイルの形式
定義ファイルの指定項目
physical_server

管理対象サーバ登録時に入力する、物理サーバ名を記述します。

cpu_core_count

物理CPUコア総数を記述します。

0~999までの整数を半角数字で記述します。

0を記述した場合、リソース詳細画面の基本情報にはハイフン("-")が表示され、仮想L-Serverは作成できません。

cpu_clock

CPU周波数を記述します。

0~999999までの整数を半角数字で記述します。

メガヘルツを単位とし、1GHzは1000MHzとして記述します。

0を記述した場合、リソース詳細画面の基本情報にはハイフン("-")が表示され、仮想L-Serverは作成できません。

memory_size

メモリの総サイズを記述します。

0~999999999までの整数を半角数字で記述します。

メガバイトを単位とし、1GBは1024MBとして記述します。

0を記述した場合、リソース詳細画面の基本情報にはハイフン("-")が表示され、仮想L-Serverは作成できません。

cpu_type

CPUタイプを記述します。

カンマ(",")を除く、半角英数字および記号がASCII文字(0x20~0x2bおよび0x2d~0x7e)で構成された64文字以内の文字列で記述します。

省略した場合、画面にはハイフン("-")が表示されます。

定義ファイルの例を以下に示します。

ServerSpec,V1.0

###########################################################################
# server_spec.rcxprop
#
#All Rights Reserved, Copyright(C) FUJITSU LIMITED 2011
###########################################################################
#
# physical_server, cpu_core_count, cpu_clock, memory_size, cpu_type
#

server001, 8, 3160, 4096, Intel(R) Xeon(R)
server002, 8, 2660, 12288, Intel(R) Xeon(R)
server003, 2, 2000, 65536
server004, 4, 4000, 4096, Intel(R) Xeon(R) Processor E5501