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ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド

5.2.4 ストレージリソース

本製品にストレージ管理製品やVM管理製品を登録すると、ストレージ管理製品やVM管理製品が制御するストレージ情報が自動的に取得され、ストレージリソースとして検出されます。

検出された仮想ストレージリソースおよびディスクリソースは、ストレージプールへの登録が必要です。

ストレージプールへの登録については、「5.3.3 ストレージリソース」を参照してください。

ストレージ管理製品やVM管理製品を操作してストレージの追加や変更を行った場合も、ストレージ管理製品やVM管理製品に対して定期的に問合せが行われ、ストレージの構成や状態の変化が検出されます。定期更新する間隔は、ストレージリソースの数によって変化します。
なお、RCコンソールのオーケストレーションツリーでストレージリソースを右クリックし、表示されたメニューで[更新]を選択すると、定期的な問合せを待たずに、ストレージ管理製品やVM管理製品からストレージの構成や状態をすぐに取得できます。
そのあと、ストレージプールへの登録を行ってください。


SANストレージのポート組合せ定義ファイル

【Windows/Linux】
事前に以下の定義ファイルを作成し、L-Serverのディスクにアクセスする場合に利用されるストレージ装置の、ポートの組合せを定義します。
本製品はSANストレージのポート組合せ定義ファイルを元にストレージ装置のポートにLUNマスキングを設定します。
ストレージ装置がETERNUSの場合、ファイバーチャネルスイッチのゾーニングもSANストレージのポート組合せ定義ファイルを元に設定します。
ストレージ装置を追加し、ストレージソースをリソースプールに追加する場合も、以下のファイルを定義します。

定義ファイルの格納場所

【Windows】
インストールフォルダー\Manager\etc\customize_data

【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

定義ファイルの名前

storage_portset.rcxprop

定義ファイルの書式

1行に1台のストレージの情報を以下の形式で行頭から記述します。改行して記述はできません。

storage_unit_ipaddr,"portX:portY","portX:portY",...

定義ファイルの指定項目

定義ファイルの例を以下に示します。

  • ETERNUSストレージを利用した場合

    192.168.1.24,"500000E0D00C7006:500000E0D00C7086","500000E0D00C7086:500000E0D00C7087"

  • EMC CLARiXストレージを利用した場合

    192.168.1.24,"SPAPort0:SPBPort0"

  • EMC Symmetrix DMXストレージを利用した場合

    000192601264,"07GPort1:08GPort1"


ESCで管理されている仮想ストレージリソース名、ディスクリソース名の形式の選択

ESCで管理されている仮想ストレージリソース名、ディスクリソース名の形式を選択できます。定義ファイルを編集した場合、マネージャーを再起動してください。

定義ファイルの格納先

【Windows】
インストールフォルダー\Manager\etc\customize_data

定義ファイル名

storage.rcxprop

定義ファイルの形式

定義ファイルでは、1行に1つの設定項目を記述します。各行は、以下の形式で記述します。

指定項目 = 指定値

定義ファイルの指定項目
定義ファイル例

定義ファイルの例を以下に示します。

ETERNUS_VOLUME_NAME_TO_DISK_NAME = true
ETERNUS_RAIDGROUP_NAME_TO_VSTORAGE_NAME = true