ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server 移行ガイド

6.6.2 Interstage Application Server V7.0での変更内容

  Interstage Application Server V7.0(以降、Interstage V7.0)での変更内容を説明します。


マルチサーバ管理機能を使用する場合

  Interstage V7.0以降においてマルチサーバ管理機能を使用する場合、Interstage JMSの構成情報、保存先およびイベントチャネルの操作は、スタンドアロンの操作と異なります。マルチサーバ管理機能を使用する場合の操作方法については、“運用ガイド(基本編)”の以下を参照してください。


V7.0以降のアプリケーションとV6.0以前のアプリケーションを混在して運用する場合

  V7.0以降の送信用アプリケーションからV6.0以前の受信用アプリケーションに対してメッセージを送信することはできません。本運用を行った場合、V6.0以前のアプリケーションにおいてエラーメッセージjms2510が出力されて、異常終了してしまいます。
  V7.0以降の送信用アプリケーションからV6.0以前の受信用アプリケーションに対してメッセージを送信する場合は、V7.0以降のシステムで環境変数JMS_RECEIVER_VERSION_LOWERに“ON”を設定してください。


Interstage Application Server Standard-J Editionのインストール直後のセットアップ状態について

  Interstage 8.0では、Interstage Application Server Standard-J Editionのインストール直後のセットアップ状態が変更されています。


EJBのMessage-driven Bean使用時の接続コンシューマ数について

  Interstage V7.0以降では、EJBのMessage-driven Beanを使用している場合、イベントチャネルの接続コンシューマ数に以下の値が加算されます。

メッセージの出力について


  Interstage V7.0以降において、日本語環境でシステムログに出力されるメッセージを日本語から英語に変更しています。


  Interstage V6.0以降において、日本語環境でシステムログに出力されるメッセージを日本語から英語に変更しています。

  以前のバージョン・レベルと同様、日本語のメッセージを出力する場合は、以下のJava(TM)VMのシステムプロパティに設定を行ってください。


プロパティ名

プロパティ値

com.fujitsu.interstage.jms.message_format

“V5”を指定します。
V5を指定した場合、日本語のメッセージが出力されます。
注)UTF-8環境の場合、“V5”は指定できません。


  プロパティ値が誤っている場合は、変更後の形式でメッセージが出力されます。