イベントサービスおよびノーティフィケーションサービスの揮発チャネル運用では、“4.2.4.4.5 イベントサービスおよびノーティフィケーションサービスの揮発チャネル運用を行う場合”における設定後に、イベントチャネルを削除する場合は、以下の手順で削除する必要があります。
1) クラスタサービスの切り替え
クラスタサービスを切り替えます。ノード1を運用ノードに、ノード2を待機ノードにします。
2) 状態遷移プロシジャをクラスタサービスからリソース削除
【SafeCLUSTERの場合】
クラスタサービスにリソース登録した状態遷移プロシジャを、“クラスタ運用設定ビュー”により、クラスタを構成するサービスから削除します。
クラスタ運用設定ビューについては、SafeCLUSTERのマニュアルを参照してください。
【PRIMECLUSTERの場合】
クラスタサービスにリソース登録した状態遷移プロシジャを、"userApplication Configration wizard"により、有効になっているuserApplicationから削除します。
次に、クラスタを構成するアプリケーションリソースより、cldelprocrscコマンドを使用して状態遷移プロシジャ削除します。
"userApplication Configuration wizard"およびcldelprocrscコマンドについては、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。
3) Interstageの停止
運用ノード(ノード1)でisstopコマンドによりInterstageを停止します。このとき、-fオプションを指定する必要があります。
isstop -f |
4) クラスタサービスの切り替え
クラスタサービスを切り替えます。ノード2を運用ノードに、ノード1を待機ノードに切り替えます。
5) Interstageの起動
運用ノード(ノード2)でisstartコマンドによりInterstageを起動します。
isstart |
6) イベントチャネルの削除
運用ノード(ノード2)でesrmchnlコマンドにより、すべてのイベントチャネルを削除します。
esrmchnl -g グループ名 |
7) イベントチャネルのオブジェクトリファレンスの確認
運用ノード(ノード2)でodlistnsコマンドにより、ネーミングサービスに登録されているイベントチャネルのオブジェクトリファレンスを確認します。
odlistnsコマンドに-lオプションを指定して実行し、“インタフェースリポジトリ名”が“IDL:CosNotifyChannelAdmin/EventChannel:1.0”または“IDL:CosEventChannelAdmin/EventChannel:1.0”である“ネーミングサービスに登録した名前”を確認します。なお、この“ネーミングサービスに登録した名前”は、“8) イベントチャネルのオブジェクトリファレンスの削除”において“グループ名::イベントチャネル名”として指定します。
odlistns -l |
8) イベントチャネルのオブジェクトリファレンスの削除
運用ノード(ノード2)でOD_or_admコマンドにより、イベントチャネルのオブジェクトリファレンスを削除します。“グループ名::イベントチャネル名”には、“7) イベントチャネルのオブジェクトリファレンスの確認”で確認した“ネーミングサービスに登録した名前”を指定します。
OD_or_adm -d -n グループ名::イベントチャネル名 |
9) Interstageの停止
運用ノード(ノード2)でisstopコマンドによりInterstageを停止します。このとき、-fオプションを指定する必要があります。
isstop -f |
10) クラスタサービスの切り替え
クラスタサービスを切り替えます。ノード1を運用ノードに、ノード2を待機ノードに切り替えます。
11) Interstageの起動
運用ノード(ノード1)でisstartコマンドによりInterstageを起動します。
isstart |
12) イベントチャネルの削除
運用ノード(ノード1)でesrmchnlコマンドにより、すべてのイベントチャネルを削除します。
esrmchnl -g グループ名 |
13) Interstageの停止
運用ノード(ノード1)でisstopコマンドによりInterstageを停止します。このとき、-fオプションを指定する必要があります。
isstop -f |
相互待機の場合は、デフォルトシステム、拡張システムのそれぞれに共用ディスク装置が必要となります。