ebXML Message Serviceは、Windows(R)システム、Solarisシステムの以下の製品で利用可能です。
Interstage Application Server Enterprise Edition
Interstage Application Server V5.0(Interstage V5.0)で使用していたebXML Message Service(以降ebMS)を動作させるための移行方法について説明します。以下の3点について移行作業が必要です。
Interstage Application Server V5.1(Interstage V5.1)からの場合には、移行作業は必要ありません。
ebMSが内部で保持している再送メッセージの形式は、Interstage V5.0とInterstage V5.1以降とで互換性がありません。
Interstage V5.0のアンインストール前に、再送メッセージとして残っているメッセージはすべて送信しおえてください。
■Webサーバ、Servletサービスの環境の再作成
WebサーバとしてInfoProvider Proを使用していた場合は、Interstage HTTP Serverを使用するように環境を変更してください。
Interstage HTTP Serverへの変更についての詳細は、“4.1.2 V7.0以前のInfoProvider Proからの移行”を参照してください。
Servletの環境としてV5.1以前のServletサービスを使用していた場合は、今版のInterstage Application Serverが提供する最新のServletサービスを使用するように環境を変更してください。
Servletサービスについては、ebmsijssetupコマンドを使用してServlet環境の作成を行ってください。V5.1以前のServletサービスで構築したebMSの環境は削除してください。ebmsijssetupコマンドについての詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
■イベントサービスの環境の再作成
ebMSが使用しているイベントサービスの環境を再作成してください。イベントサービスの環境の作成方法については、“アプリケーション作成ガイド(イベントサービス編)”を参照してください。
■CPAの再登録
Interstage Application Server V5.0L10、V5.0L10Aからの移行の場合、CPAの再登録が必要です。Interstage Application Server V5.0L10Bからの移行の場合、または緊急修正TP04514を適用している場合、再登録は不要です。
Interstage Application Server 5.0からの移行の場合、CPAの再登録が必要です。Interstage Application Server 5.0.1からの移行の場合、または緊急修正912113-01を適用している場合、再登録は不要です。
CPAの再登録方法を以下に説明します。
ebmscpadeleteコマンドを使用して、登録されているすべてのCPAを削除します。
ebmscparegisterコマンドを使用して、登録していたCPAの元となった入力ファイルを入力として、CPAを再登録します。
ebmscpadelete、ebmscparegisterの各コマンドについての詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。