リポジトリサーバ、および認証サーバが1台のマシンに構築されている場合の移行手順について説明します。
■移行手順
移行は以下の手順で行います。
リポジトリサーバ資源のバックアップ
リポジトリサーバ移行時の手順と同様です。“リポジトリサーバの移行”の“1) リポジトリサーバ資源のバックアップ”を参照してください。
SSOリポジトリからのデータの抽出
リポジトリサーバ移行時の手順と同様です。“リポジトリサーバの移行”の“2) SSOリポジトリからのデータの抽出”を参照してください。
認証サーバ資源のバックアップ
認証サーバ移行時の手順と同様です。“認証サーバの移行”の“1) 認証サーバ資源のバックアップ”を参照してください。ただし、Webサーバ(Interstage HTTP Server)の環境定義ファイルのバックアップは、リポジトリサーバ資源のバックアップに含まれるため不要です。
SSL通信を行うための環境のバックアップ
認証サーバ移行時の手順と同様です。“認証サーバの移行”の“2) SSL通信を行うための環境のバックアップ”を参照してください。
パッケージのアンインストールとインストール
現在インストールされているパッケージをアンインストール後、本バージョン・レベルのパッケージをインストールします。
SSOリポジトリの作成
リポジトリサーバ移行時の手順と同様です。“リポジトリサーバの移行”の“4) SSOリポジトリの作成”を参照してください。
SSOリポジトリへのデータの移入
リポジトリサーバ移行時の手順と同様です。“リポジトリサーバの移行”の“5) SSOリポジトリへのデータの移入”を参照してください。
リポジトリサーバ資源のリストア
リポジトリサーバ移行時の手順と同様です。“リポジトリサーバの移行”の“9) リポジトリサーバ資源のリストア”を参照してください。
リポジトリサーバ定義ファイルの編集
リポジトリサーバ移行時の手順と同様です。“リポジトリサーバの移行”の“10) リポジトリサーバ定義ファイルの編集”を参照してください。
SSL通信を行うための環境のリストア、または環境の構築
認証サーバ移行時の手順と同様です。“認証サーバの移行”の“4) SSL通信を行うための環境のリストア、または環境の構築”を参照してください。
認証サーバ資源のリストア
認証サーバ移行時の手順と同様です。“認証サーバの移行”の“5) 認証サーバ資源のリストア”を参照してください。ただし、Webサーバ(Interstage HTTP Server)の環境定義ファイルのリストアは、リポジトリサーバ資源のリストアに含まれるため不要です。
認証サーバ定義ファイルの編集
認証サーバ移行時の手順と同様です。“認証サーバの移行”の“6) 認証サーバ定義ファイルの編集”を参照してください。
Webサーバ(Interstage HTTP Server)定義の編集
Webサーバ(Interstage HTTP Server)定義を編集します。詳細は、“◆Webサーバ(Interstage HTTP Server)定義の編集”を参照してください。
リポジトリサーバの環境設定
リポジトリサーバ移行時の手順と同様です。“リポジトリサーバの移行”の“12) リポジトリサーバの環境設定”を参照してください。
認証サーバの環境設定
認証サーバ移行時の手順と同様です。“認証サーバの移行”の“8) 認証サーバの環境設定”を参照してください。
◆Webサーバ(Interstage HTTP Server)定義の編集
Webサーバ(Interstage HTTP Server)の移行作業を実施後、Interstage HTTP Serverの環境定義ファイル(httpd.conf)に設定されているリポジトリサーバ、および認証サーバの設定を削除し、以下の設定を追加してください。なお、ポート番号は移行前に使用していたポート番号を設定してください。
削除する設定については、旧バージョン・レベルの“シングル・サインオン運用ガイド”の“環境構築”-“認証サーバの環境構築”-“Interstage HTTP Serverの環境定義ファイルの設定”を参照してください。
なお、Interstage HTTP Serverの環境定義の編集に失敗している場合は、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [一覧]に表示されるリポジトリサーバ、または認証サーバのポート番号に“不明”と表示されます。編集内容に間違いがないか確認してください。
環境定義ファイルに追加する項目
項目名 | 内容 |
---|---|
Listen | リポジトリサーバおよび認証サーバが起動するときのネットワークポート番号 |
LoadModule | リポジトリサーバおよび認証サーバのプログラム |
<VirtualHost _default_:ポート番号> | リポジトリサーバおよび認証サーバの実行に必要な項目 |
Interstage HTTP Serverの環境定義ファイル(httpd.conf)の設定例
環境定義ファイルの最終行に以下の記述を追加し、太字部分(ポート番号)を運用に合わせて変更してください。なお、以下はリポジトリサーバを運用するポート番号に“10550”、認証サーバを運用するポート番号に“443”を使用する場合を例にしています。
Listen 10550 |
Listen 10550 |