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Interstage Application Server/Interstage Web Server 移行ガイド

5.8 JDK/JRE、Javaツールの変更内容

  ここでは、JDK/JRE、Javaツールについて、以下を説明します。

デフォルトJDK/JREの変更

  Interstage Application Server V9.0以降では、JDK/JRE 5.0が標準になりました。

  インストール時に標準インストールを選択した場合は、JDK/JRE 1.4およびJDK/JRE 6はインストールされません。
  このため、V8からのバックアップ・リストアなどの移行時には注意してください。
  JDK/JRE 1.4およびJDK/JRE 6をインストールしたい場合は、カスタムインストールでインストールしてください。

  Interstage Application Server 8.0でJDK/JREのパッケージ名が変更になりました。新しいパッケージ名は、“使用上の注意”の“JDK/JREの注意事項”の“JDK/JREのインストール先”を参照してください。

  デフォルトJDK/JREの変更に伴って、複数のJDK/JREをインストールした場合に優先的に使用するJDKが変更になります。

変更点

Interstage V6.0

Interstage V7.0以降

Interstage V9.0以降

標準インストールでインストールされるJDK/JRE (注1)

JDK 1.3

JDK 1.4

JDK 5.0

複数JDK/JREをインストールする場合、JDK/JRE選択時に表示されるJDK/JREのバージョン (注1)

JDK 1.3

JDK 1.4

JDK 5.0

複数JDK/JREをインストールした場合、IJServerで使用するJDKのデフォルト (注1)

JDK 1.3

【補足】
Interstage管理コンソールの[ワークユニット] > [新規作成]画面で、ワークユニット設定のJavaバージョンはデフォルトで空欄表示となる。この場合、以下の優先順位で使用するJDK/JREを決定するため、デフォルトでJDK  1.3が使用される。

  1. JDK 1.3

  2. JRE 1.3

  3. JDK 1.4

  4. JRE 1.4

複数JDK/JREをインストールした場合、JDK/JRE選択時に表示されるJDK/JREのバージョンが通常使用するJDK/JREのバージョンとして使用される。

IJServer(J2EE)では、JDK/JRE 5.0のみ使用可能。
V8互換IJServerでは、JDK/JRE 1.4のみ使用可能。
IJServer(JavaEE)では、JDK/JRE 6のみ使用可能。(2)

1)
  本製品のインストールによって、システム環境変数CLASSPATHが自動的に設定されます。
  なお、IJServerを使用する場合は、ワークユニット設定のJavaバージョンを変更するだけで、CLASSPATHも自動的に変更されます。このため、使用するJDKによりCLASSPATHを変更する必要はありません。

2)
  JDK/JRE 6については、Interstage Application Server V9.2からの機能です。

  デフォルトJDKの変更に伴い、以下の注意が必要です。


jheapの変更点

  Interstage Application Server V7.0以降では、jheapのオプションの指定形式が変更となりました。

Interstage V6.0

jheap processid [interval]

本バージョン・レベル

jheap [-t] [-i interval] [-c count] processed

  本バージョン・レベルでは、Interstage Application Server V6.0と同様のコマンド形式も指定可能ですが、新しい指定形式に移行されることをおすすめします。
  jheapの詳細は、“トラブルシューティング集”の“jheap”を参照してください。


■Qualyzerの変更点

  Interstage Application Server V9.2から添付されたJDK/JRE 6には、JavaツールのQualyzer機能は未提供です。

  JDK/JRE 6には、JVMPI機能が提供されていません。
  そのため、JVMPI機能を利用しているQualyzerは動作しないためです。