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Interstage Application Server/Interstage Web Server 移行ガイド

5.3 Interstage管理コンソールの変更内容

  ここでは、Interstage管理コンソールについて、以下を説明します。

Interstage管理コンソールの初期値変更について

  Interstage管理コンソールの初期値が以下のように変更されました。以前と同等の環境を構築したい場合は、注意してください。

Interstage Application Server 8.0での変更


Interstage Application Server V7.0での変更

Interstage Application Server V9.2での変更内容

  Interstage Application Server V9.2での変更内容を説明します。


Interstage管理コンソールへのログイン時のオートコンプリート機能について

  Interstage 管理コンソールでは、セキュリティ対策としてなりすましによる操作を防止するため、ログイン時のWebブラウザのオートコンプリート機能が無効となりました。Interstage Application Server V9.1以前のように、Webブラウザのオートコンプリート機能を使用してログインを行うことができなくなりますので、注意してください。


Interstage Application Server V9.0での変更内容

  Interstage Application Server V9.0での変更内容を説明します。


Interstage管理コンソールのセキュリティ運用形態について

  本製品のインストール時に“運用形態の選択”画面で指定するInterstage管理コンソールのセキュリティ運用形態の初期設定値が以下のように変更となります。

製品バージョン

セキュリティ運用形態の初期設定値

Interstage管理コンソールのURL

Interstage 8.0以前

“SSL暗号化通信を使用しない。”

http://ホスト名:ポート番号/IsAdmin/

Interstage V9.0以降

“SSL暗号化通信を使用する。”

https://ホスト名:ポート番号/IsAdmin/


SSLプロトコルバージョン、暗号アルゴリズムの初期設定の変更

  Interstage 管理コンソールとWebブラウザ間のSSL暗号化通信を安全に運用するため、SSLプロトコルバージョンおよび暗号アルゴリズムの初期設定から、弱いSSLプロトコルバージョンおよび弱い暗号アルゴリズムをはずしました。違いについては、以下の表を参考にしてください。

製品バージョン

Webブラウザから接続可能なSSLプロトコルバージョン

Webブラウザから接続可能な暗号アルゴリズム

Interstage 8.0以前

SSL2.0

168bitのトリプルDES暗号,MD5 MAC
128bitのRC4暗号,MD5 MAC
128bitのRC2暗号,MD5 MAC
56bitのDES暗号,MD5 MAC
40bitのRC4暗号,MD5 MAC
40bitのRC2暗号,MD5 MAC

SSL3.0
TLS1.0

256bitのAES暗号,SHA-1 MAC
128bitのAES暗号,SHA-1 MAC
168bitのトリプルDES暗号,SHA-1 MAC
128bitのRC4暗号,SHA-1 MAC
128bitのRC4暗号,MD5 MAC
56bitのDES暗号,SHA-1 MAC
40bitのRC4暗号,MD5 MAC
40bitのRC2暗号,MD5 MAC

Interstage V9.0以降

SSL3.0
TLS1.0

256bitのAES暗号,SHA-1 MAC
128bitのAES暗号,SHA-1 MAC
168bitのトリプルDES暗号,SHA-1 MAC
128bitのRC4暗号,SHA-1 MAC
128bitのRC4暗号,MD5 MAC

  SSLプロトコルバージョン、暗号アルゴリズムの安全性については、“セキュリティシステム運用ガイド”の“セキュリティ動向”を参照してください。


  Service Packを適用していないMicrosoft(R) Internet Explorer 5.01を利用すると、弱い暗号しかサポートされていないため、Interstage管理コンソールに接続できません。強い暗号を利用できるようにするためには、Webブラウザをバージョンアップするか、または、Service Pack 1以降を適用することを推奨します。Service Packは、マイクロソフト株式会社のサイトで入手し適用してください。
  なお、SSL暗号化通信の設定を弱く変更することで、Service Packを適用していないMicrosoft(R) Internet Explorer 5.01からも接続できるようになります。ただし、IDやパスワードなどの通信データが解読される危険性が高くなりますので、注意してください。設定の変更方法については、“運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソール環境のカスタマイズ”を参照してください。


Interstage Application Server V7.0での変更内容

  Interstage Application Server V7.0で、以下のように仕様が変更されました。

変更点

Interstage V6.0

Interstage V7.0

画面共通のオペレーションボタン、表示情報の配置位置の変更

  • ログアウトボタンは画面左下に配置されています。

  • へルプボタンは画面右上のタイトル部の下に配置されています。

  • ユーザ名は画面左下に配置されています。

  • 接続先は画面左下に配置されています。

左記の情報はすべて画面内タイトル部右(画面右上)に配置されます。

Interstage管理コンソールの[環境設定]の設定項目の有効範囲を変更

  • 「自動更新の有無」は全ユーザに対して有効です。

  • 「自動更新間隔」は全ユーザに対して有効です。

  • 「項目の説明表示」は設定ユーザに対して有効です。

左記の全項目はユーザ単位で有効となります。

Interstage管理コンソールの[システム]>[ワークユニット]>[IJServerワークユニット名を選択]>[ログ参照]タブで表示される操作ボタンの変更

  • 操作ボタンはログ内容の表示域上部に表示されています。

  • 操作できないボタンは非表示になっています。

  • 操作ボタンはログ内容の表示域下部に表示されます。

  • 操作できないボタンはグレーアウトで表示されます。

メッセージ表示域に表示されるメッセージを削除するボタンを追加

メッセージ表示域に表示されたメッセージは削除できませんでした。

メッセージ表示域に表示されたメッセージを削除するボタンをメッセージ領域の左に配置しました。

メッセージ表示域に表示されるメッセージからメッセージ集をリンク

メッセージ表示域に表示されるのは単なるメッセージ文字列でした。

メッセージ表示域に表示されるメッセージはメッセージ集にリンクしています。

ツリーに表示されるノード構成を変更

  • Interstage管理コンソールの子ノードとしてシステムノードが表示されていました。

  • サービスノードの子ノードにはJDBC、JMS、イベントサービス、Connector、JavaMail、Webサーバが表示されていました。

  • Interstage管理コンソールの子ノードとしてInterstage Application Serverノードが追加され、その子ノードとしてシステムノードが表示されます。

  • サービスノードの子ノードにはイベントサービス、Webサーバが表示されます。

  • Interstage管理コンソールの子ノードとしてリソースノードが追加されその子ノードにはJDBC、JMS、Connector、JavaMailが表示されます。

Interstage管理コンソールと連携する他製品のノードをツリー上に表示する機能を追加

他製品連携機能なし

Interstage管理コンソールと連携する他製品の機能ノードがInterstage管理コンソールのツリーに表示されます。

Interstageのインストールに必要なディスク容量見積りにJSPのコンパイル資材、およびメッセージ集リンク用資材の容量の考慮を追加

容量見積りに考慮なし

インストールに必要なディスク容量としてJSPのコンパイル資材、およびメッセージ集リンク用の資材を含めた容量が表示されます。


Interstage管理コンソールログインについて

  Interstage管理コンソールにログインする場合にLANが切断されていると、ログイン時にis40003のエラーが発生します。また、Interstage管理コンソールにログイン後に、Interstage Operation Toolを再起動、またはLANを切断すると、Interstage管理コンソールのその後の処理でis40003のエラーが発生する場合があります。再度ログイン画面を表示して、ログインし直してください。