イベントサービスは、以下の製品で利用可能です。
Interstage Application Server Enterprise Edition
Interstage Application Server Standard-J Edition
■環境定義ファイル
旧バージョン・レベル | 本バージョン・レベルでの使用可否 |
---|---|
V2.x ~ V3.x | ○ (注1) |
V4.x ~ V5.x | |
V6.0 ~ V7.0 | ○ (注3) |
8.0以降 | ○ (注4) |
[○:互換あり。 △:一部互換なし。 ×:互換なし。 -:定義が存在しない。]
Interstage Application Server V5.x以前において作成したイベントチャネルのイベントチャネルグループ名またはイベントチャネル名に以下の文字以外が含まれている場合、本バージョン・レベルにおいてInterstage管理コンソールを使用してイベントチャネルの一覧を表示すると、エラーメッセージ“es39996”または“es39999”が出力され操作できません。
| Interstage管理コンソールで使用可能な文字 |
---|---|
イベントチャネルグループ名 |
|
| |
| |
イベントチャネル名 |
|
| |
|
上記の文字以外が設定されたイベントチャネルを運用する場合は、イベントサービス運用コマンドを使用するか、またはInterstage管理コンソールを使用する前にイベントサービス運用コマンドを使用して、該当するイベントチャネルを削除してください。
Interstage Application Server V4.x/V5.xで作成したユニットの格納ディレクトリに以下の文字が含まれている場合、本バージョン・レベルにおいてInterstage管理コンソールを使用して保存先の一覧を表示すると、エラーメッセージ“es39996”が出力され操作できません。
アンパサンド(&)
小なり(<)
上記の使用禁止文字が設定されたユニットを運用する場合は、イベントサービス運用コマンドを使用するか、またはInterstage管理コンソールを使用する前にイベントサービス運用コマンドを使用して、該当するユニットを削除してください。
本バージョン・レベルでは、Point-To-Pointモデルでも“コンシューマ未接続時のエラー復帰モード”(essetcnfコマンドおよびessetcnfchnlコマンドの-s -chkcon yes)が有効となります。
Interstage Application Server V7.0以前の環境において、MultiCastモデルとPoint-To-Pointモデルを混在して使用し、かつ“コンシューマ未接続時のエラー復帰モード”をシステム単位で有効としている(essetcnfコマンドで設定している)場合、Interstage Application Server V7.0以前に開発したサプライヤのアプリケーションでは、当該機能使用時の例外をハンドリングしていないため、エラーが発生する可能性があります。
上記の環境で“コンシューマ未接続時のエラー復帰モード”を使用するイベントチャネルを追加する場合は、essetcnfchnlコマンドを使用して当該イベントチャネルにだけ有効としてください。
Interstage Application Server V6.0以降では、イベントサービス運用コマンド使用時の省略値が以下のように変更になりました。本バージョン・レベルにおいて新規にイベントサービスのセットアップを行い、Interstage Application Server V5.x以前と同様の運用を行う場合は、省略値に注意して設定してください。イベントサービス運用コマンドの設定値の詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
[変更内容]
| V5.x以前の場合 | V6.0以降の場合 |
---|---|---|
essetcnfコマンドの-s -ltime | 300 | 0 |
essetcnfコマンドの-s -sthmax | 8 | 100 |
essetcnfコマンドの-s -conenum | 50 | 100 |
essetcnfコマンドの-s -supenum | 50 | 100 |
essetcnfコマンドの-s -ltrntime | 604800 | 300 |
essetcnfコマンドの-s -pltime | 604800 | 0 |
esmkunitコマンドのユニット定義ファイルの項目shmmax | 8 | 80 |
■ユーザアプリケーション
イベントサービスのユーザアプリケーションは、CORBAサービスのユーザアプリケーションに依存している箇所があります。詳細については、CORBAサービスの“ユーザアプリケーション”を参照してください。なお、イベントサービスでは、OOCOBOLアプリケーションはサポートしていません。