名前
odbackupsys - CORBAサービス資源ファイルのバックアップ・移出
形式
odbackupsys backupdir [-M system]
機能説明
odbackupsysコマンドは、CORBAサービスが使用する資源ファイルのバックアップ・移出を行います。CORBAサービス資源ファイルには、CORBAサービス(ORB)資源、ネーミングサービス資源、ロードバランス資源、インタフェースリポジトリ資源が含まれます。
以下に、odbackupsysコマンドの引数を説明します。
バックアップ・移出を行うCORBAサービス資源の格納ディレクトリ名を指定します。
指定したディレクトリ配下に以下のディレクトリを作成後、以下のディレクトリ配下にCORBAサービス資源のバックアップを行います。すでに同じ名前のディレクトリが存在する場合は、以下のディレクトリを削除してから実行してください。
Windows(R):OD
Solaris:FSUNod
Linux:FJSVod
拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
本オプションは、以下の製品で指定可能です。
- Interstage Application Server Enterprise Edition
注意事項
本コマンドは、管理者権限で実行してください。
本コマンドを実行する前に、必ずInterstageを停止してください。
本コマンド実行時には、CORBAサービス資源をアクセスしないでください。
ロードバランスオブジェクトグループが129個以上登録されている場合は、すべてのオブジェクトグループをバックアップ・移出することができません。この場合、ネーミングサービスの動作環境ファイル(nsconfig)を編集することによりすべての情報をバックアップ・移出することができます。ネーミングサービスの動作環境ファイル(nsconfig)の詳細については、“チューニングガイド”の“nsconfig”を参照ください。
クラスタシステムにおいて、ネーミングサービス、ロードバランス機能、インタフェースリポジトリを共有ディスク上に構築している場合は、必ず本コマンドを実行するノードを運用ノードとして、バックアップを実施してください。