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Interstage Application Server/Interstage Web Server リファレンスマニュアル(コマンド編)

27.3 ihsbackup

名前

  ihsbackup  -  Interstage HTTP Serverの資源のバックアップ・移出

形式

  ihsbackup -d directory [-t pass|all]

機能説明

  ihsbackupコマンドは、Interstage HTTP Serverが使用する資源ファイルのバックアップ・移出を行います。

  以下に、本コマンドのオプションと引数を説明します。

-d directory


  バックアップ・移出を行うInterstage HTTP Server資源の格納ディレクトリ名を、256バイト以内で指定します。
  指定したディレクトリ配下に“IHS”ディレクトリを作成後、“IHS”ディレクトリ配下にInterstage HTTP Server資源のバックアップを行います。すでに“IHS”という名前のディレクトリが存在する場合は、“IHS”ディレクトリを削除してから実行してください。
  なお、バックアップ・移出が異常終了した場合は、“IHS”ディレクトリを削除してください。


  バックアップ・移出を行うInterstage HTTP Server資源の格納ディレクトリ名を、256バイト以内の絶対パスで指定します。
  指定したディレクトリ配下に“FJSVihs”ディレクトリを作成後、“FJSVihs”ディレクトリ配下にInterstage HTTP Server資源のバックアップを行います。すでに“FJSVihs”という名前のディレクトリが存在する場合は、“FJSVihs”ディレクトリを削除してから実行してください。
  なお、バックアップ・移出が異常終了した場合は、“FJSVihs”ディレクトリを削除してください。

-t pass|all

  バックアップ・移出の対象とする資源を以下から指定します。使用している環境に応じて、選択してください。

バックアップ・移出の対象資源

-tオプションの指定

-tオプション省略

-t pass

-t all

環境定義ファイル

パスワードファイル(任意)

×

公開用ルートディレクトリ

×

×

○:バックアップ・移出を行います。
×:バックアップ・移出を行いません。

  • Interstage HTTP Serverの環境定義ファイル

      C:\Interstage\F3FMihs\etc\.servers.conf
      C:\Interstage\F3FMihs\servers\(Webサーバ名)\conf配下の全ファイル

      /etc/opt/FJSVihs/etc/.servers.conf
      /etc/opt/FJSVihs/boot/FJapache
      /var/opt/FJSVihs/servers/(Webサーバ名)/conf配下の全ファイル

  • パスワードファイル(任意)
      環境定義ファイル(httpd.conf)のAuthGroupFileディレクティブおよびAuthUserFileディレクティブで指定したファイル

  • 公開用ルートディレクトリ
      環境定義ファイル(httpd.conf)のDocumentRootディレクティブで指定したディレクトリ

注意事項

使用例


  Interstage HTTP Serverの資源を“X:\Backup\IHS”ディレクトリにバックアップします。

ihsbackup -d X:\Backup -t all


  Interstage HTTP Serverの資源を“/backup/FJSVihs”ディレクトリにバックアップします。

ihsbackup -d /backup -t all