名前
ebmssetup - ebMS環境を作成しebMS環境定義を登録する/ebMS環境定義を追加登録または削除する
形式
ebmssetup [{-a|-d}|{-h|-w}] -f ebMS-FileName
機能説明
本コマンドには、以下の2つの機能があります。パラメタの指定により機能を使い分けることができます。
ebMS環境を作成しebMS環境定義を登録する機能
ebMS環境定義を追加登録または削除する機能
ebMS環境を作成しebMS環境定義を登録します。
ebMS環境定義の登録は、ebMS環境定義を記述したファイルからebMS環境定義をebMSへ登録します。
登録したebMS環境定義は、ebMS環境の作成が終了した時点で有効となります。
ebMS環境を作成後、ebMS環境定義へCHANNELセクションの追加登録または削除を行います。
ebMS環境定義の追加登録は、ebMS環境定義を記述したファイルからebMS環境定義をebMSへ登録します。同様にebMS環境定義の削除は、ebMS環境定義を記述したファイルからebMS環境定義を削除します。
追加登録または削除したebMS環境定義は、次にebMSを起動した時点で有効となります。
以下に、本コマンドのオプションとパラメタを示します。
ebMS環境定義を記述したファイルのファイル名を指定します。このパラメタは、ebMS環境を作成しebMS環境を登録する機能、および、ebMS環境定義の追加登録または削除する機能の両方で必要です。
このパラメタは、ebMS環境定義の追加登録する場合に必要です。ebMS環境を作成していない状態で指定するとエラーとなります。
このパラメタは、ebMS環境定義を削除する場合に必要です。ebMS環境を作成していない状態で指定するとエラーとなります。
このパラメタは、クラスタサービス機能の運用系サーバの環境作成を行う場合に指定します。
このパラメタは、クラスタサービス機能の待機系サーバの環境作成を行う場合に指定します。
注意事項
本コマンドは、管理者権限を持つユーザだけが実行できます。
本コマンドを実行する前に、ebMS環境定義を作成しておく必要があります。作成方法については、“ebXML Message Serviceユーザーズガイド”を参照してください。
ebMS環境作成時に追加登録できないセクション(SYSTEM、MANAGER、JAVA2_CERT)の登録に失敗した場合、ebMS環境定義の記述を修正し、環境を削除後、再度コマンドを実行してください。
-h オプション、-w オプション を使用する場合には、共有ディスクをアクセスできる状態にしておく必要があります。
-h オプションは -a/-d/-w オプションと同時に指定できません。
-w オプションは -a/-d/-h オプションと同時に指定できません。
使用例
ebmssetup -f ebmsdef.txt |
ebmssetup -a -f ebmsdef.txt |
ebmssetup -d -f ebmsdef.txt |