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Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)

11.4 リソース定義の登録

  CORBAサービスのインプリメンテーションリポジトリに、リソース管理プログラムを登録する必要があります。

  リソース定義は、リソース定義ファイル名を指定して登録します。リソース管理プログラムを起動するマシンにおいて、必ずotssetrscコマンドで登録してください。


ポイント

  JTS用リソース定義は、Interstage管理コンソールから登録できます。

リソース定義の登録例
> otssetrsc -a -rf c:\temp\ots\resource1

リソース定義の登録例
% otssetrsc -a -rf /home/ots/resourc1 -u ora -g oragrp

注意

  • リソース定義は、最大32個まで登録できます。

  • CORBAサービスの再インストール/再初期化を行った場合は、リソース定義を再登録してください。

  • otssetrscコマンドの-uオプション・-gオプションには、オペレーティングシステムのアカウントで、かつデータベース管理者名を指定してください。本アカウントは、リソース管理プログラムのプロセスのアカウントとなります。リソース定義ファイルのOPENINFO文字列にユーザ名が設定されなかった場合、本アカウントが有効となります。

  • -uオプション・-gオプションを同時に指定するか、またはリソース定義ファイルの“USER”・“GROUP”を同時に指定してください。


JTS用リソース定義の登録(Interstage管理コンソールを使用する場合)

  Interstage管理コンソールを使用して、JTS用リソース定義を登録します。

注意

  • Interstage管理コンソールでサポートされるリソース定義は、JTS用です。OTS用のリソース定義は、Interstage管理コンソールから登録できません。

  • JDBCデータソースでサポートされるデータベースは、Oracleだけです。SymfowareおよびSQL Serverでは、“分散トランザクションを使用する”を選択できません。

  • JTSを使用した分散トランザクション処理で、リソースマネージャにOracleを利用する場合、かつ同一ホスト上で同一データベースインスタンスを参照するデータソースを複数登録する場合は、以下の対処を行ってください。

    1. 以下のファイルにおいて、データベースが存在するホストのIPアドレスが異なるホスト名となるように定義します。

      %SystemRoot%\system32\drivers\etc\hosts

      /etc/hosts

      記述例

      123.123.123.110 oracle_db1
      123.123.123.110 oracle_db2
    2. JDBCデータソース定義の接続ホスト名に、上記のホスト名をデータソース単位に割り振って記述します。これにより、同一ホスト、同一インスタンスのデータベースURLが異なるように設定されます。

      サーバURLの例

      データソース1のサーバURL:jdbc:oracle:thin:@oracle_db1:1521:ORCL
      データソース2のサーバURL:jdbc:oracle:thin:@oracle_db2:1521:ORCL