イベントサービスのアプリケーション運用時に、インプリメンテーションリポジトリ、ネーミングサービスをどのように使用しているかについて説明します。ここでは、静的運用時のPushモデルでの運用を例にして説明します。
サプライヤおよびコンシューマのアプリケーションがイベントチャネルに接続するまでの処理手順の概要を以下に示します。
Pushモデルでは、コンシューマがサーバアプリケーションとなるため、コンシューマを作成するときは、インプリメンテーションリポジトリにコンシューマのインプリメンテーション情報を登録します。
イベントチャネルの作成コマンド(esmkchnl)を実行すると、イベントチャネルのオブジェクトリファレンスを生成し、ネーミングサービスに登録します。
サプライヤおよびコンシューマは、ネーミングサービスに登録されているイベントチャネルのオブジェクトリファレンスを獲得します。
コンシューマは、インプリメンテーションリポジトリに登録されているコンシューマのインプリメンテーション情報を獲得します。
コンシューマのオブジェクトリファレンスを生成します。
サプライヤおよびコンシューマは、ネーミングサービスから獲得したイベントチャネルのオブジェクトリファレンスを使用して、イベントチャネルに接続します。
コンシューマは、イベントチャネルと接続するときに、イベントチャネルにコンシューマのオブジェクトリファレンスを通知します。
イベントチャネルは、通知されたコンシューマのオブジェクトリファレンスを使用して接続しているコンシューマに対してデータを送信します。