FUJITSU Linkexpress Replication option クラスタ導入運用ガイド |
目次
索引
![]() ![]() |
第1部 概要編 | > 第1章 クラスタシステム対応機能の概要 |
“クラスタシステム”とは、複数の独立したコンピュータ(ノード)を接続して、単一システムのように稼動させるシステムです。クラスタシステムは、高可用性、拡張性および高性能を実現します。クラスタシステムの詳細については、クラスタシステムのマニュアルを参照してください。
Linkexpress Replication optionは、クラスタシステムでのレプリケーションをサポートしています。本書では、この機能を“クラスタシステム対応機能”と呼びます。
クラスタシステム対応機能には、以下の2種類があります。
フェイルオーバ対応機能
ロードシェア(注1)対応機能
注1)Symfoware Server V9.1.x以前のロードシェア機能です。
Symfoware Server V9.2.x以降のロードシェア機能およびロードシェア縮退は、サポートしていません。
クラスタシステム対応機能のサポート機能を以下に示します。なお、それぞれの機能を使用する場合には、Linkexpress Replication option以外にLinkexpressおよびSymfoware Serverが、該当機能をサポートしている必要があります。LinkexpressおよびSymfoware Serverのサポート機能については、それぞれの製品のマニュアルおよびソフトウェア説明書を参照してください。
クラスタシステム |
Linkexpress Replication option |
|||
---|---|---|---|---|
製品 |
分類 |
クラスタシステム対応機能 |
運用形態 |
バージョンレベル(注1) |
SafeCLUSTER/Standard |
スタンバイ運用 |
フェイルオーバ対応機能 |
1対1の運用待機 |
V2.1L10以降 |
Microsoft Cluster Server |
− |
フェイルオーバ対応機能 |
フェイルオーバ対応機能 |
V1.1L10以降(注2) |
フェールオーバークラスタリング |
− |
フェイルオーバ対応機能 |
フェイルオーバ対応機能 |
V5.0L12以降(注2) |
注1)サポートしているバージョンレベルを示します。
注2)Microsoft Cluster Serverまたはフェールオーバークラスタリングの場合、クラスタシステム対応機能は、“Symfoware Server Enterprise Edition”の場合にだけ使用することができます。
クラスタシステム |
Linkexpress Replication option |
|||
---|---|---|---|---|
製品 |
分類 |
クラスタシステム対応機能 |
運用形態 |
バージョンレベル(注1) |
PRIMECLUSTER |
スタンバイ運用 |
フェイルオーバ対応機能 |
1対1の運用待機 |
2.0以降 |
カスケード |
4.0以降 |
|||
N対1の運用待機(注4) |
||||
スケーラブル運用 |
ロードシェア対応機能(注3) |
− |
||
高可用スケーラブル運用 |
1対1の運用待機 (注4) |
|||
N対1の運用待機(注4)(注6) |
||||
SafeCLUSTER |
スタンバイ運用 |
フェイルオーバ対応機能 |
1対1の運用待機 |
1.0.1以降 |
N対1の運用待機(注2) |
||||
スケーラブル運用 |
ロードシェア対応機能(注3) |
− |
1.1以降 |
|
レイヤードスケーラブル運用 |
1対1の運用待機 |
|||
N対1の運用待機(注2) |
注1)サポートしているバージョンレベルを示します。
注2)Linkexpressが1.1以降の場合に使用可能です。
注3)ロードシェアは、“PRIMECLUSTER”または“SafeCLUSTER”と“Symfoware Server Enterprise Extended Edition”の組合せの場合にだけ使用することができます。
注4)Linkexpressが3.2以降の場合に使用可能です。
注5)排他あり
注6)単独サービス
クラスタシステム |
Linkexpress Replication option |
|||
---|---|---|---|---|
製品 |
分類 |
クラスタシステム対応機能 |
運用形態 |
バージョンレベル(注1) |
PRIMECLUSTER |
スタンバイ運用 |
フェイルオーバ対応機能 |
1対1の運用待機 |
V3.0L20以降 |
カスケード |
V4.0L10以降 |
|||
N対1の運用待機(注3) |
||||
スケーラブル運用 |
ロードシェア対応機能(注2) |
− |
||
高可用スケーラブル運用 |
1対1の運用待機 (注3) |
|||
N対1の運用待機(注3)(注5) |
注1)サポートしているバージョンレベルを示します。
注2)ロードシェアは、“PRIMECLUSTER”と“Symfoware Server Enterprise Extended Edition”の組合せの場合にだけ使用することができます。
注3)LinkexpressがV4.0L10以降の場合に使用可能です。
注4)排他あり
注5)単独サービス
目次
索引
![]() ![]() |