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Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)

7.2.2 性能監視ツール起動操作

  性能監視ツールの起動操作について説明します。

■運用パターン

  性能監視ツールの起動には、以下の方法があります。

  性能監視ツールは“手動運用”でのみ起動できます。

■起動方法

◆性能監視ツール自動運用の場合

  Interstage起動時に性能監視ツールを起動する操作について説明します。

  1. 性能監視ツール自動起動定義の作成

      性能測定に必要な環境および性能監視を行うオブジェクトを指定する定義ファイルを作成します。性能監視ツール自動起動定義の詳細については、“I.2 性能監視自動起動定義ファイル(ispsetautostartコマンド) ”を参照してください。

  2. 性能監視ツール自動起動定義の登録

    ispsetautostartコマンドで性能監視ツール自動起動定義を登録します。

  3. Interstageの起動

    isstartコマンドを実行し、Interstageを起動します。Interstage起動時に自動的に性能監視ツールが起動します。

◆性能監視ツール手動運用の場合
  1. システム構成設定操作

    性能監視環境を作成し、性能監視ツールを起動するために、システム構成情報ファイル内の以下のシステム構成情報を調整する必要があります。また、操作完了後は、マシンを再起動してください。

    Semsys:seminfo_semmnu

    性能監視ツールを起動する際には、必ず上記システム構成情報の設定値を見積もってください。見積もった結果、設定値の変更が不要な場合は、上記のシステム構成情報を設定する必要はありません。設定値の見積もりについては“チューニングガイド”の“システム構成情報の見積もり方法”を参照してください。

  2. Interstageの起動

    isstartコマンドを実行し、Interstageを起動します。

  3. 性能監視環境の作成

    ispmakeenvコマンドにより性能監視環境を作成し、性能監視ツールを起動します。この際、以下のインターバル時間を指定します。

    • 性能ログファイル用インターバル時間
      性能ログファイルに対して性能情報を出力する間隔です。1分、5分、10分、20分、30分、1時間、2時間、3時間、4時間のいずれかが指定可能です。省略した場合には、1時間が設定されます。

    • リアルタイム監視用インターバル時間
      Systemwalker Centric Managerに通知する性能情報の採取間隔です。Systemwalker Centric Managerからの性能監視を行う場合に指定しています。1~60分が指定可能です。省略した場合には、5分が設定されます。