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Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)

3.3.8 トランザクションサービス(JTSRMP)

  トランザクションサービス(JTSRMP)は、データベース連携サービスが提供するJTS用リソース管理プログラムのみを含んだトランザクション機能です。サイト内に複数配置することが可能であり、サーバグループに対しても配置することができます。

  各種アプリケーションで分散トランザクション機能またはグローバルトランザクション機能を利用する場合に必要となります。各種アプリケーションとの連携方法は、スタンドアロンサーバと同じです。


■ トランザクションサービス(JTSRMP)の配置について

  トランザクションサービス(JTSRMP)は、トランザクションサービス(OTS)が配置されていないサーバ上のアプリケーションが、グローバルトランザクション連携を利用する場合に配置します。
  サイト内でグローバルトランザクション連携を利用する場合は、トランザクションサービス(OTS)にはアプリケーションを配置せず、トランザクションサービス(JTSRMP)が配置されたサーバ上にアプリケーションを配置することを推奨します。トランザクションサービス(JTSRMP)は、サーバグループに対して配置することができます。


  トランザクションサービス(JTSRMP)をサイト上で新規作成する場合は、“システムのモード”が“rmp”でセットアップされます。


■ マルチサーバ環境における設計および運用上の考慮点

トランザクションサービス(JTSRMP)の定義項目

  トランザクションサービス(JTSRMP)の定義項目は、サーバグループに所属する各管理対象サーバが採用する値です。サーバグループ内の合計値ではありません。
  たとえば、プロセス多重度を2とした場合、サーバグループに所属する管理対象サーバのプロセス多重度は2となります。


CORBAアプリケーション向けのトランザクションサービスの運用モデル

  サイトに所属しているサーバグループおよび管理対象サーバ上で、CORBAアプリケーションを利用したグローバルトランザクション連携を運用する場合は、データベース連携サービスが提供するコマンドを使用してください。詳細については、“OLTPサーバ運用ガイド”の“分散トランザクション機能の運用”、および“アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)”を参照してください。


トランザクションサービス(JTSRMP)として認識するサーバ一覧

  トランザクションサービス(JTSRMP)は、トランザクションサービス(OTS)で作成されたJTS用リソース管理プログラムを含みません。トランザクションサービス(OTS)で作成されたJTS用リソース管理プログラムを操作する場合は、トランザクションサービス(OTS)の画面で操作してください。


■ J2EEアプリケーション向けトランザクションサービスの運用モデル

  トランザクションサービス(OTS)と同じです。“J2EEアプリケーション向けトランザクションサービスの運用モデル”を参照してください。