ページの先頭行へ戻る
Symfoware Active DB GuardV10.1.0 設計・セットアップガイド

4.3 セキュリティ運用環境構築

ここでは、Active DB Guardのセキュリティ運用での環境構築方法について説明します。

表4.4 セキュリティ運用での環境構築方法

構築の種類

考慮する点

セットアップ

通常のセットアップと同等

ただし、運用資源については資源の属性設定機能で対策を実施する。

運用環境の変更

通常のセットアップと同等

ただし、資源の削除については、“4.2.4.2 OSに返却済の資源の保護”を実施する。

バックアップセンタの閉鎖

パッケージの削除はpkgrmを利用する。

資源の削除については、“4.2.4.2 OSに返却済の資源の保護”を実施する。

ポイント

セットアップ時のポイントを以下に説明します。

  • RERUNログ抽出ファイルの削除処理はrdbbcrefコマンドによるRERUNログの反映終了後に非同期で実施しています。ディスクへのI/O負荷を軽減する場合には、RLP動作環境ファイルのEXT_FILE_CLEARパラメタにNOを指定してください。EXT_FILE_CLEARパラメタの詳細については、“4.2.4.2 OSに返却済の資源の保護”を参照してください。

  • 作業域ファイルの削除処理はオフラインの延長で実施しています。このため、センタ切り替えなどで本処理時間を削減する場合には、RLP動作環境ファイルのEXT_WORK_CLEARパラメタにNOを指定してください。EXT_WORK_CLEARパラメタの詳細については、“4.2.4.2 OSに返却済の資源の保護”を参照してください。

注意

セットアップ時の注意事項を以下に説明します。

  • Active DB Guardのセキュリティ運用を行う場合は、Symfoware Serverを標準セキュリティ運用でインストールしてください。詳細は、“Symfoware Server インストールガイド(サーバ編)”を参照してください。

  • Symfoware Serverが標準セキュリティ運用の場合、同一サーバ上にACMのマネージャはインストールできません。このため、Storage管理サーバ(ACMのマネージャをインストールするサーバ)を別に用意する必要があります。詳細は、“ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書”を参照してください。

参照

Symfoware Serverの資源削除の詳細は、“Symfoware Server セキュリティ運用ガイド”を参照してください。