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Symfoware Active DB GuardV10.1.0 設計・セットアップガイド

2.4.4 システム間での複写用ローデバイスの対応付け

リモートコピーを利用してRERUNログ転送を行うために、システム間の複写用ローデバイスの対応付けを行います。

以下のローデバイスについて、複写用ローデバイスの対応付けが必要です。

システム間での複写用ローデバイスの対応付けはどちらか一方のシステムで実施します。
本作業を行う場合、事前に両システムで“2.4.3 複写用ローデバイスの作成”を実施しておく必要があります。

ACMのswsrpsetvolコマンドを利用し、システム間での複写用ローデバイスの対応付けを行ってください。

$ swsrpsetvol -o BOTH 複写元ボリューム名@サーバ名 複写先ボリューム名@サーバ名
Solaris例1

システム間の複写用ローデバイスを以下の条件で設定します。

  • “SRC-SV”サーバ上のボリューム“/dev/dsk/c2t1d0s3”を複写元ボリュームとする

  • “TARG-SV”サーバ上のボリューム“/dev/dsk/c2t1d0s3”を複写先ボリュームとする

$ swsrpsetvol -o BOTH /dev/dsk/c2t1d0s3@SRC-SV /dev/dsk/c2t1d0s3@TARG-SV
Linux例2

システム間の複写用ローデバイスを以下の条件で設定します。

  • “SRC-SV”サーバ上のボリューム“/dev/sdb3”を複写元ボリュームとする

  • “TARG-SV”サーバ上のボリューム“/dev/sdb3”を複写先ボリュームとする

$ swsrpsetvol -o BOTH /dev/sdb3@SRC-SV /dev/sdb3@TARG-SV

注意

  • システム間の複写用ローデバイスの対応について、複写元ボリュームと複写先ボリュームは必ず同じサイズのものを指定してください。

  • RHEL5(Intel64)の場合は、複写元ボリューム名および複写先ボリューム名にudevのブロックデバイス名またはGDSのブロックデバイス名を指定してください。

参考

Active DB Guardでは、ACMの筐体間レプリケーション機能を使用して、RERUNログの転送を行います。
Active DB Guardでは、ACMの筐体間レプリケーション機能の以下の動作モードを使用します。

  • 転送モードは、Consistencyモードまたは同期Writeモードを使用(BC構成パラメタファイルの設定により選択)

  • Splitモードは、Automatic Splitモードを使用(同期Writeモード使用の場合)

  • Recoveryモードは、Manual Recoveryモードを使用

BC構成パラメタファイルの設定方法については、“2.6 BC構成パラメタファイルの編集”を参照してください。

参照

swsrpsetvolコマンド、各動作モードの詳細は、“ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書”を参照してください。