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Interstage Data Effector リリース情報
Interstage

第1章 新機能

本章では、以前のバージョン・レベルより追加された機能を説明します。

表1.1 新機能一覧

項番

VL

分類

追加機能名

内容

参照マニュアル

コマンド

API

1

V9.2.1

対応OSの追加

RHEL6対応

基本ソフトウェアに、以下を追加しました。

  • Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86)

  • Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)

「インストールガイド」

  • 1.1 基本ソフトウェア

2

V9.2.0

関数セットの拡充と制御コマンドの追加

文字列関数のサポート

文字列に対する関数を提供します。

  • 標準形式の文字列に変換(string関数)

  • 文字列と文字列を結合(concat関数)

  • 文字数の取出し(length関数)

  • 文字のバイト数の取出し(lengthb関数)

「導入・運用ガイド」

  • 1.4.1 さまざまな種類のデータ型を扱う

  • 4.3 文字列を扱う

  • 付録B 関数の書式

3

V9.2.0

日時関数の強化

以下の関数を追加し、日時関数を強化します。

  • 日時データへの加算

    • add_to_date関数

    • add_to_time関数

    • add_to_datetime関数

  • 日時データの差分

    • span_date関数

    • span_time関数

    • span_datetime関数

  • 月の末日を取得

    • last_day関数

  • 最古の日時データを取得

    • earliest_date関数

    • earliest_time関数

    • earliest_datetime関数

  • 最新の日付データを取得

    • latest_date関数

    • latest_time関数

    • latest_datetime関数

「導入・運用ガイド」

  • 4.1 日時データを変換する

  • 付録B 関数の書式

4

V9.2.0

ユーザー定義関数のサポート

外部のC言語プログラムを、Data Effectorの処理の中からcall関数を使って呼び出せます。
これにより、利用者の業務要件にあったより自由度の高いデータ加工処理が実現できます。

「導入・運用ガイド」

  • 1.4.4 外部の変換処理を組み込む

  • 4.6 ユーザー定義関数を使う

  • 付録C ユーザー定義関数の作成例

5

V9.2.0

項目間比較のサポート

抽出機能の検索条件式に、項目間比較が指定できます。
仮想項目機能の関係式に、項目間比較が指定できます。
これにより、レコード内の関係ある項目同士を比較できます。

「導入・運用ガイド」

  • 3.1.5.4 項目同士を比較する場合

  • A.2.9 項目間比較

  • A.8.4 関係式

6

V9.2.0

可変項目のサポート

データ加工処理時に変動するパラメタがある場合、定義ファイル内に可変項目として定義できます。コマンド実行時に定義値を指定することで、可変項目に置き換えることができます。
これにより、パラメタ値が変更するたびに定義ファイルを修正する必要がなくなります。

「導入・運用ガイド」

  • 5.1.2 応用的なコマンド操作

  • 付録D コマンドリファレンス

7

V9.2.0

仮想項目の数値演算拡張

仮想項目機能の仮想項目定義およびIF式で、数値演算式が指定できます。

「導入・運用ガイド」

  • 4.2.3 データ値を元に関連項目を算出する

  • A.8.1 仮想項目定義

8

V9.2.0

CSVの二重引用符(")制御

出力時に二重引用符(")の付加を制御できます。

これにより、数値データに二重引用符を除去して出力できます。

「導入・運用ガイド」

  • 2.2.1 CSV形式の二重引用符を取り除く

9

V9.2.0

自己結合機能の拡張(連結機能)

同一ファイルの連結処理が簡単にできます。

これにより、表の自己結合(セルフジョイン)が簡単にできます。

「導入・運用ガイド」

  • 3.3.2.3 同じジャーナルファイル同士を連結する

10

V9.2.0

結合結果の判定(連結機能)

入力マスタファイルに合致しなかったジャーナルデータを検出できます。

「導入・運用ガイド」

  • D.2.1 replace用動作環境ファイル

  • E.5.1 AsisSetEnvironment

11

V9.2.0

先頭・末尾の取出し関数のサポート(集計機能)

集計グループ内のレコードを任意の軸で並び替えた場合の、先頭または末尾のレコードを取り出します。

  • 先頭レコードの取出し(first_value関数)

  • 末尾レコードの取出し(last_value関数)

「導入・運用ガイド」

  • 3.5.4.3 グループ内の先頭または最後を探す場合

  • B.7 集合関数

12

V9.2.0

グループキーの出力制御(集計機能)

グループ式に指定した項目を出力制御できます。

「導入・運用ガイド」

  • 3.5.3.1 集計結果をCSV形式で出力する場合

13

V9.2.0

キーによる仕分け(ソート機能)

1回のソート処理で、1つのキーとなる項目を指定し、結果を複数のファイルに仕分けられます。

「導入・運用ガイド」

  • 3.2.2 キーで仕分ける

14

V9.2.0

統合コマンドのサポート

Data Effectorの基本的な4コマンド(抽出、連結、集計、ソート)の機能を包括し、処理の手番を制御できる、統合コマンド(deexコマンド)を提供します。
実行するための条件は、「統合定義ファイル」と呼ばれるXML形式のファイルに集約できます。

これにより、業務で発生する複数の処理が統合コマンドだけで実行できます。

「導入・運用ガイド」

  • 1.3.5 コマンドを組み合わせて処理する

  • 5.7 統合コマンドを使う

  • D.5 deex

  • 付録F 統合定義ファイル

15

V9.2.0

取り扱えるデータ形式の拡充

XML→CSV変換の拡張

連結条件式を拡張しました。
これにより、繰り返し項目のあるXML形式をCSV形式に変換できます。

「導入・運用ガイド」

  • D.2.2 連結条件ファイル

  • E.2.2 AsisInitReplace

16

V9.2.0

XML繰り返し項目に対応したフィルタ式の拡張(抽出機能)

検索条件式のフィルタ式を拡張しました。
これにより、繰り返し項目のあるXML形式を抽出できます。

「導入・運用ガイド」

  • 3.1.5.5 XML形式の繰返し項目を抽出する場合

  • 3.1.5.6 繰返し項目が2階層になっているデータを抽出する場合

  • A.2.10 フィルタ式

17

V9.2.0

フォーマット関数のサポート

日時データや数値データを利用者の指定した形式の文字列に変換して出力します。

  • 数値データを文字列に変換(val_to_string関数)

  • 日時データを文字列に変換

    • datetime_to_string関数

    • date_to_string関数

    • time_to_string関数

「導入・運用ガイド」

  • 4.1.8 日時データを文字列に変換する

  • 4.4.3 数値を文字列に変換する

  • 付録B 関数の書式

18

V9.2.0

見出し行の読み飛ばし機能

入力データファイルの見出し行を読み飛ばすことができます。

「導入・運用ガイド」

  • 2.1.1.4 見出し行の読み飛ばし

○:機能あり
-:機能なし