“3.2.3 接続用情報を登録する ”の作業が完了したら、ユーザ定義名を使用するユーザを管理サーバに定義します。なお、SE版/EE版では、管理サーバへのユーザの定義に該当する作業はありません。
概要
前項で登録したユーザ定義名は、以下のユーザだけが使用できます。
システム管理者
ユーザ定義名と同じ名称のグループに所属するユーザ
システム管理者以外のユーザにユーザ定義名を使用させる場合は、そのユーザをユーザ定義名と同じ名称のグループに所属させます。
作業場所
管理サーバで作業します。Systemwalker Operation Manager GEEクライアントで作業する必要はありません。
作業手順
管理サーバへのユーザの定義は、以下の手順でシステム管理者が実施します。
ユーザ定義名と同じ名称のグループを定義します。グループを定義するには、オペレーションシステムで提供されているコマンドを使用します。以下にコマンドの使用例を示します。
# groupadd EXAMPLE
上記の例では、“EXAMPLE”という名称のグループを定義しています。
接続に使用するユーザを定義し、1.で定義したグループに所属させます。ユーザを定義したり、グループに所属させたりするには、オペレーションシステムで提供されているコマンドを使用します。以下にコマンドの使用例を示します。
# useradd -g EXAMPLE systemwalker # passwd systemwalker New password: ####### Re-enter new password: #######
上記の例では、systemwalkerというユーザを定義し、EXAMPLEというグループに所属させています。続いて、ユーザのパスワードを定義しています。
NIS、NIS+等を使用している場合は、使用するコマンドが違います。詳細は、各オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
注意
“5.1 グローバルサーバジョブを登録する”でスケジュールジョブを登録するときは、本項で定義したユーザが所有者となっているプロジェクトに登録してください。スケジュールジョブに指定されたユーザ定義名は、スケジュールジョブの登録先プロジェクトの所有者によって使用されるためです。