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Interstage Data Effector 導入・運用ガイド
Interstage

F.7.8 WorkFolder

説明

集計処理において一時的に使用するファイル(以降、一時ファイルと呼びます)を格納する作業ディレクトリを指定します。

省略

指定可能な数

省略時の振る舞い

1個

MemorySizeタグに指定されたメモリを優先して使用します。それ以上が必要になった場合は、OSで設定されている以下の一時ディレクトリ配下の上記一時ファイルを使用します。

表F.16 OSごとの一時ディレクトリ

OS

設定されている一時ディレクトリ

Windows

環境変数TEMPに設定されているディレクトリ

Linux

/tmpディレクトリ

Solaris

/tmpディレクトリ

指定した作業ディレクトリ配下に、一時ファイルが作成されます。一時ファイルは集計処理実行後に削除されます。WorkFolderタグを指定するときは、MemorySizeタグと組み合わせて指定することを推奨します。MemorySizeタグが指定されている場合の動作は、以下となります。

タグの属性

ありません

タグの値

<Analyze Name="analyze1">
  :
<WorkFolder>temp</WorkFolder>

注意

  • WorkFolderタグに指定した作業ディレクトリには、入力ファイルの合計サイズ以上の空き容量が必要です。

  • OSで設定されている一時ディレクトリが存在しない、または設定されていない場合、作業ディレクトリの指定を省略することはできません。

  • WorkFolderタグを指定し、集計条件ファイルのMemorySizeタグを指定しない場合、指定した作業ディレクトリ配下に作成される一時ファイルの命名規約が異なります。命名規約の詳細については“J.2 AsisSetWorkFolderAnalyze”を参照してください。

ポイント

OSによって設定されている作業ディレクトリは、他のプロセスからもアクセスされるため、アクセスが集中すると一時ファイルの読み書きが遅くなる可能性があります。

大量のデータを集計する場合など、一時ファイルを使用する可能性が高い場合は、他のプロセスから同時にアクセスされないディスクに作業ディレクトリを指定してください。

タグの親要素

親要素は、以下です。

タグの子要素

ありません。