説明
集計機能で利用するメモリサイズをメガバイト(MB)で指定します。
省略 | 指定可能な数 | 省略時の振る舞い |
---|---|---|
可 | 1個 | WorkFolderタグに依存して動作が異なります。 |
集計処理実行時、指定サイズを超えるメモリが必要となる場合、WorkFolderタグで指定した作業ディレクトリに、一時ファイルが作成されます。
集計機能で利用できるメモリ資源の最大サイズを指定してください。ただし、32ビット用Data Effectorの場合、プロセス空間に対して使用可能なメモリサイズよりも小さい値を指定してください。プロセス空間に対して使用可能なメモリサイズよりも大きい値を指定すると、エラーになります。以下に32ビット用Data Effectorの場合、MemorySizeタグに指定可能な最大値を示します。
OS | MemorySizeタグに指定可能な最大値 |
---|---|
Windows | 3072メガバイト |
Linux | 3072メガバイト |
Solaris | - |
タグの属性
属性 | 値 | 省略 | 説明 |
---|---|---|---|
MemorySize | 使用するメモリのサイズ | 可 | 処理で使用するメモリのサイズをメガバイト単位で指定します。 |
タグの値
<Analyze Name="analyze1"> : <Memory MemorySize=”1500” /> |
注意事項
Data Effectorで効率的にデータ加工処理を行うためには、本タグの指定を推奨します。本タグを省略して、WorkFolderタグが指定されている場合、以下の状況が発生します。
メモリ不足が発生する場合があります。
集計対象のデータ量が少ない場合においても一時ファイルを必ず使用するため、集計時の処理時間が長くなります。
ParallelNumタグは使用できません。
集計処理で名前付きパイプは使用できません。
標準入力は使用できません。
プロセス空間に対して使用可能なメモリサイズは実行環境にも依存するため、上記の値をより小さい値でも、プロセス空間に対して使用可能なメモリサイズの制限でエラーになる場合があります。
本タグに指定したサイズが、実行する環境の物理メモリサイズよりも大きい場合、実行する環境の物理メモリサイズが設定されます。このとき本コマンドは正常に終了し、以下の警告が出力されます。
shnde: WARNING: 02007: The memory size has exceeded the installing memory. Memory size = 2500[MB]; Installing memory size = 2007[MB]. (sort) |
利用メモリサイズと実行環境のメモリサイズによって、集計機能で使用するメモリの最大サイズは以下の例のようになります。
| 実行環境のメモリサイズ | ||
---|---|---|---|
MemorySizeタグに指定したサイズより実行環境に搭載されたメモリサイズが小さい場合 (例:物理メモリサイズ256MB) | MemorySizeタグに指定したサイズより実行環境に搭載されたメモリサイズが大きい場合 (例:物理メモリサイズ7GB) | ||
利用メモリサイズ | MemorySizeタグを省略 | 物理メモリサイズで動作し、MemorySizeタグに指定したサイズが搭載メモリサイズを超えた旨のメッセージ(shnde: WARNING: 02007)が出力されます。 (例:256MBで動作します) | 省略値(1000MB)で動作します。 |
MemorySizeタグに500を指定する | 物理メモリサイズで動作し、MemorySizeタグに指定したサイズが搭載メモリサイズを超えた旨のメッセージ(shnde: WARNING: 02007)が出力されます。 (例:256MBで動作します) | 指定メモリサイズ(500MB)で動作します。 | |
MemorySizeタグに5000を指定する | プロセス空間のメモリサイズ制限でエラーになります。 | プロセス空間のメモリサイズ制限でエラーになります。 | |
MemorySizeタグに5000を指定する | 物理メモリサイズで動作し、MemorySizeタグに指定したサイズが搭載メモリサイズを超えた旨のメッセージ(shnde: WARNING: 02007)が出力されます。 (例:256MBで動作します) | 指定メモリサイズ(5000MB)で動作します。 |
タグの親要素
親要素は、以下のいずれかとなります。
Analyzeタグ
Sortタグ
タグの子要素
ありません。